ボックス型小銭入れその5 - 革工房かぼちゃへっず

ボックス型小銭入れ　その5

こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです

この間ちょっと用事があって金具を探しに蔵前に行ったときに電車に乗ったら、同じ車両に乗ってたサラリーマンらしき人の上司であろう方が部下に
「俺は無限に屁が出せる自慢」
をしてました
なんでも、そのおじさんは尻から空気を吸い込むことができる的なことを言って部下にマウント取ってましたが
そんなことしか会話することがないのか上司と部下って
春だから変な人増えてきたんですかな
そしてやっと本格的に春！って感じになってきました
無限に屁が出せる自慢のおじさんも、部下にマウント取って自慢するならギネスにでも挑戦するとか、日本記録を取るとか何かしら称号を得てからにしないとなんだかなぁですよね
エンドレスプップの助とか名前もらってからにしないと（笑

さて、そんな春の変人祭りはおいといて
前に書いたものの続きです
前回の記事→[ボックス型小銭入れ　その4]
制作も佳境ってところになってきましたが・・・まぁ何が大変ってこれ色々作り方があるんですよきっと
なので人によって構造も違うし、いろんな差異が見れるって意味では楽しいかなと思うんですが
こういうもので何より大事なのは機能だと思うんですが、たまに市販のこのタイプの小銭入れですごくスリムな紳士向けのものを見かけます
あれ使ってる友達いますが実は結構入らないって話を聞くんですよね
なので、なるべく小銭が入るような構造を目指して作ろうってことでマチに遊びをつけてみたり、中身が入った状態で丸みが出るようにしたりと色々改良をした結果この形になりました

最初に穴を空けてから縫うものだっていう人もいれば、貼り合わせてから穴を空けるっていう人もいる
レザークラフトの難しいところ
別にどっちでもいいとは思うんですけどまとめての方がズレは少ないです
接着してからやる場合は後で空けた方が楽です
が、曲面とかやりづらいところは最初に目印で目打ち打っといた方がいいかもしれません
いわゆる穴印（造語）です

そしてチマチマと縫っていく作業です
ケガキ（転写）から裁断、その他もろもろの作業は結構わくわくでやってますが、縫いになると無心です
ここは心を無にして縫うことで常に糸のテンションを同じに保つことができる（という勝手なイメージ）のです
距離が長い場合は仕方ないけど、できれば一気にやり終えたいところですよね
というわけで何も考えずにただ縫い終わりを目指して黙々と縫うという一人マラソン状態を貫くのです
ひたすらゴールを目指します（笑

こう見ると個性が出るなーって思いますよね
一言にヘビといっても、鱗の大きいもの小さいもの、ウミヘビみたいに鱗が立たないもの、パイソンみたいに鱗が立つもの
上の段にあるボロボロッぽく見える紙みたいなのはパーチ（魚）で、質感がすごい独特でいい感じだったり、一方その左の黒いのはサメで同じ魚なのに全然違う感じだったりと様々です
個人的にはこの魚っていう素材が結構好きなんですが、日本では食べる魚は皮も食べちゃう国なんであまり残ることがないそうです
海外だと魚を皮ごと食べる文化がない国も多いらしく、その分革も多いみたいです

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。