【素材紹介】サメ/シャーク
シャーク/サメはレザークラフトで使う素材です
サメと聞いて、え?サメ?!あの魚の?と思う人も多いと思いますが、あの魚のサメの革です
一般的に革といえば牛や豚などの物が有名ですが、脊椎動物であれば多分なんでも革に出来るんじゃないかな?と思います
例えばエイなども魚でサメとほぼ似たような奴らですが、革としてはおそらく魚の中で1番有名な素材なのかなとも思います
それについで、サメも比較的多く、婦人モノのバッグなんかにも加工されています
日本ではそんなにメジャーじゃないのは、諸説ありますが
一説には、宗教的な理由で獣の皮革製品を扱えない国では牛革などの代用品としてサメが使われているという話を聞いたことがあります
後は牛みたいに毎日大量に食べられている食材ではないのと、養殖が盛んに行われておらず、一部の地域で食用になったものの副産物として出た革が出回る程度だということです
なのでサメの革にはだいたい銛で突いた穴が数箇所空いているのが特徴です
これに関しては不良品とかではなく、捕獲の際に出来てしまう傷のようです
漁師の人も革の事を考えてデリケートに捕獲なんてしてたら捕まえられないし、料金も高くなっちゃいますからね
更に、最近は穴が空いてるものは避けてしまうのもあり、皮革製品としてよりもコラーゲンとして化粧品業界に売られてる事が多くなったようでサメ革が希少になりつつあるという話です
ちなみに、サメ肌という言葉があるようにザラザラしてるものかと思いきや、実はそんなことは無く非常に柔らかく伸びのある素材です
使っていくと艶が出てくるため牛革などと同様に使っていくと馴染んで来るので人気のある素材でもあります
シャーク/サメの種類
サメ革の種類としてはそんなに多くはないです
というのも、いわゆるフカヒレの原料のサメがヨシキリザメがメインのため、ヒレを取って、更に肉はかまぼこやらはんぺんやらに加工されて、その残りの皮が皮革製品になるという話を革屋さんや問屋さんで聞きました
が!
考えてみたら、あくまでそれはシャークの革が国産に限定した場合の話
海外からのサメ革としては、どうなんでしょう
アジア圏であれば、まぁ中国あたりが妥当かな?と思いますが、一般的にサメとして食材でスーパーに売ってるモウカザメや、アブラツノザメの皮ではないようです
海外産だとタイガーシャークとかカリフォルニアシャークとか言われる比較的大きなサメが出てくることがあります
ちょっとサイズが大きい分厚みもあってなんか硬い・・・という感じの触り心地です
ここまでくると海の暴れん坊代表のサメですので傷跡がたくさんあったりしますが、それも一つの味として受け入れましょう
だってサメですし(笑
ある意味サメ同士のケンカでガブっとやられた歯形が丸ごと残ったサメなんてのもあったりするかもしれません
ちなみにヨシキリシャークの名前の由来が
ふかひれ取るのにサメのヒレを切る(足を切るという意味)→アシキリ→アシだと悪しになる→縁起担ぎで良しにしちゃおう→アシキリはヨシキリに改名だ!
という日本特有のあれだという説があります
要はスルメだと縁起が悪いからスルの部分は逆の意味でアタリにしちゃえ!→アタリメ
ってのと同じですね
シャーク/サメの種類2
上で挙げたのは、あくまでサメそのものの種類です
それ以外に、サメ革には2タイプ存在します
1つは、通常のサメ革と呼ばれるもので、クジラのあごにある畝の様な感じでシボが深くなっているもの
これがそうですね
牛シボが縦に不規則に並んでいる感じです
好みは分かれるんですが、艶が出てきて使い込んでいい感じになるサメ革はこっちの方です
そしてもう1つはこちら
いわゆる、吟ずりです
吟ずりっていうとエイ革には多く存在する、表面を研磨して削り取ったものですがサメの革でも同様で、表面を研磨してあります
艶が出るものではないですが、そもそもが柔らかいサメ革なので性質はあまり変わりません
個人的には吟ずりのほうが仕上がりがちょっと渋めかな?と思います
シャーク/サメの使い方
サメ革の使い方としては、柔らかい革なのでバッグなどの袋物に使われることも多いです
財布などの小物に使う場合はヌメなどを裏貼りしますが、厚みのある革なのでそのまま使っている商品も多々あります
どちらかと言えば、シープとかの柔らかい革と同じ様な使いみちで使える素材でもあります
ただ、前述の通りフカヒレちょん切られてるので、1枚の丸革を買っても背中に大穴開いてるので綺麗に取るには結構な大きさのサメを入手する必要があります
ので、たまに短冊状に細く切ったものを接ぎ合わせて作ってるものも見かけますが、デザインとしてああいう形で使っちゃうのもいいかなと思います
いわゆるウナギ(ウナギじゃないけどね)の革もそうなってますしね
オススメ商品
在庫があるものなどを販売しています。
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