ついに折れたぜ菱目打ち

こんにちは、レザークラフトかぼちゃへっずです
もくもくと色んなもの作ったりしている間に、いつの間にか7月が終わり梅雨が明け、気がつくともう8月を迎えているというこの事態
今年はあまり雨が降らなかったのと、毎年6-7月に襲ってくる雹もなかったのでなんか梅雨が明けたという気分もなしにただただ熱いだけで部屋の温度は38度という猛暑にさらされております（笑
と言っても電化製品やら、熱帯系の爬虫類やらがいる部屋なのでそのくらい上がっちゃうから仕方なしなんですがね
エアコンは28度で付けてます

さてさて、折れたんだぜ目打ちが
まぁ扱ってたやつが扱ってたやつなので仕方ないのかどうなのか、そもそも老朽化してたのかわかりませんが、いつもどおりに打っているとインパクトの瞬間なんか手ごたえがおかしい！？って感じだったんですよ
んでんでんで、恐る恐る裏を見てみると・・・

おや！？貫通してないじゃないか！

ってことでよくよく見ると、なんか目打ち（3ミリの2本目）の1本が変な方向向いてるー！なななななんだこれー！
（某ミステリー番組風）

引っこ抜いておいたらパキっと自然に折れました（笑
菱ギリは何度かブチ折ってる（そもそもクラフト社の菱ギリとSEIWAの菱ギリは素材が折れやすそうな印象）ので、慣れてますが菱目打ちが折れただと・・・とちょっとびっくりしましたが
普段あまり使わない細い3ミリのやつだからしょうがないとうか、そういうもんなのかなーと思いましたが相手が相手なので仕方なし
その相手ってのがこれ

悪名高き、2大道具クラッシャーとして有名なスティングレイです
もう片方はクロコダイルの背板です
これはエイ革って言われてますけど、ぶっちゃけた話したら革じゃないんですほんとにこれ
ワニの背板も似たような感じですが歯とか骨とか形成するカルシウムが板になってるので、いわゆる骨のシートみたいなやつなんでなかなか加工が

とはいえ、市販のエイの財布とかミシン縫いですがきれいに縫製されてるんですよねあれどうやって縫ってんだろうか？とちょっと不思議です
手縫いでやるとしたら方法は2つあって、ひとつは通常縫う時に目打ちを打つラインを捻引きしておくじゃないですか、その捻引きするラインをリューターなんかで削ってしまう方法
この場合はごつごつしたビーズ状のツブツブの山を強引に削ってしまうのでラインが綺麗に取れます
が、削るということは強度的な部分を考えると、そのまま使いたいなと思いますがこの場合縫い目が綺麗にそろいます

もう1つは、このラインを引いた時点でそのライン上にあるツブツブを最小限によけてツブとツブの間に穴をあけていく方法
これだとそのままのエイの状態を保ったまま制作できるんですが、見た目的な部分で縫い目がそろいません
というか、ツブとツブの間を縫っていく感じになりますが、一切削ってないためそのままの状態で作ることはできます
下手にツブにあたって目打ち打つとツブとれちゃいますしね

ということでどちらを選ぶかはその時次第で変えてますが、インレイとかしたときは上にかぶせてる革に引いてある捻に菱目を打つので下のエイのツブにあたったんでしょう、バキっと折れてしまって心も折れそうになりましてとりあえず買いに行かないと続きが作れない！ってことになってしまうので
2,3本ストックで買っておいたほうがいいかなと思いました

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

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