ヘビ革の穴の修復
こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです
遠方の知人の連絡とかで知ることになるんですが、雪が1メートルも積もったとか
うーん、もし首都圏でそんな状態になった時にはいったいどうなるんだろうって考えたら、まず外出はできないし動けないってことになるわけで
自宅遭難状態になるわけですよな
ということは・・・?
今の状態だと、自粛しろだなんだ不要不急の外出やめろだなんだ言ってるけど1メートル級の雪が積もったら自然にロックダウンするんじゃないか説ですよね
それこそ自然災害によって動けなくなってる間に感染が自然に減って・・・ってならないのかな
ある意味誰からも強制もされないし、要請もされないでロックダウンと
と、ここまではいいですけどそうなった場合医療機関にすら足を運べないってことになっちゃうんでそううまくはいかないってことですな
さて、今日はなんかの続き物とは違って、素材関係のお話
エキゾチックレザーとかよく使うんで、こういうことってのはよくあることなんですが
基本革ってのは動物の皮膚からできてるんで、すっごいきれい!っていうのはマジ稀です
なんで、大体どこかしらに傷があったり、穴があったりするのはほぼ当たり前と思っていいくらいあります
そういう意味ではあくまで天然の素材っていう証拠でもあります
中には人の手が加わって縫い合わせた後に傷が治ってる治癒跡なんてのがあるものもあったりします
参考→[1枚の革から読み解く]
ヘビなんかではきれいに鱗が揃ってるイメージですが、よーく見てみると抜けがあったり穴があったりと色々あります
そこで、穴をよけて使うっていうこともできますが、もとは生き物なのでなるべく無駄にしないで使うっていうのが一つ革を扱う意味では重要なことだと思うんで使える部分は無駄にしないをモットーにやっていきます
綺麗なものは塗料吹き付ける関係で傷まで埋まった後つや出ししてるから気づかないだけで、実際はちゃんと色々傷があります
生き物だもの(笑
と、ここでヘビ革の例を一つ
〇の中に一つだけ鱗が落ちて穴が開いてる部分があります
これをどうにか修復します
別の場所から同じサイズ感で、同じ色目の鱗がある場所を探してそのパーツを切り出します
できる限り薄く漉いておきます
後でまた漉くタイミングがあるから結構アバウトでも大丈夫です
で、穴の直径が3ミリ以下くらいなんでちょうど真ん中に穴部分の色目が重なるように1センチくらいで切り出します
写真撮り忘れたけど、裏側の穴周りを荒らしといてゴム系接着剤を塗って乾燥しておきます
この1センチ程度のパーツの狙いの鱗を残してそれ以外の鱗を全部ヤスリで荒らしておきます
そこにもゴム系の接着剤塗って、裏から鱗の方向間違えないように当てて軽く押します
裏側から段差部分を真ん中の鱗から外側に向かってギリギリまで革包丁で漉きます
狙った鱗以外の部分を限りなく薄く漉いて、ヘリなんかは0ミリ近くになるように均していきます
そして最後にハンマーやローラーをかけて整えれば
よく幅が細いものを接いだりするのと同じようなもので、穴が開いてるからって無駄にはできないのでこういう作業をしたりすることもあります
リザードとかワニの脇とか股関節部分のゆがみを平らに均すのも同じような感じですね
なれると段差がだんだん減っていきます
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