クロコダイルのバッグの修復

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

あれ！？また修理のお話だ！
ってなっちゃいますが、今回は修復です
前回のは前に作ったものの修理？というかカスタマイズ的な感じのものでしたが、今回のはまた別のお話
近所の人がお着物というか和装関係の人が身内にいる人がいて、古くから日本で使われてきてたエキゾチックレザーのバッグなんかを沢山持ってるんだけど古いもの何かがちょっと壊れたりした部分などの修理をよく頼まれます
まぁ家目の前だから夜にピンポーンて持ち込みがあったりもしますが、モノがちゃんとした良いモノなんで使えるのであれば修理して使ったほうが良いもの、うちで修理が可能なものは直してます

ちなみに、今回はクロコダイルのバッグだったんですが、前回は大きいヘビの鱗があるパイソンのポシェットサイズのバッグでした
家にあるパイソンのバッグが壊れてて直せないかなー？って事だったんで一度持ってきてもらった所、入院＆手術が必要ではあったけど直せそうなので修理することになって修理しました
ただ、市販のモノなんでミシンでやってるから表面に出てる糸の色（上糸）と、裏側（下糸）で色が違うんですよね
なのでどうしようか迷った結果、ミシン針と棒といろんなものを組み合わせてハンド縫い器を作って糸の色を合わせて縫いました

んで、後日そのバッグを持ってまたうちに来たので見たら中に素材とかの書いてある札が入っていて、素材の所を見たらビックリ

anaconda

って書いてあるー！
anacondaってなんだー
マイェネァコンダドーン！マイェネァコンダドーン！って軽快な音楽とともにケツをブルンブルン揺らすやつ？
ニッキー・ミナージュ？

これか！？←違う

と冗談は置いといて、現地じゃあの大きさだから人を食うって言うのも納得だし、人を食うくらいの大きさだから見つけて狩ったらどんだけの食糧になるのかと思うと
まぁ、食べますわな普通に
食べるってことは副産物として皮革素材にはなってますわな
という事で、実際アナコンダ革ってのは存在するんですが、柄がないと大きいヘビ革って感じでわかりませんね
ただ、鱗が大きい割には同じ大きさの鱗のパイソンと比べたら柔らかくて少し薄い感じがしましたがこの辺は個体差によるのかな？

んで、今回はクロコダイルのちょっと大きなバッグ
なんだけど、結構古いのかバッグの底面に鋲が打ってないタイプのやつだす

基本的には縫い代のところはパイピングになってんだけど、鋲なしパイピングってことでどうしても地に触れる部分は擦れて禿げて来てしまうわけですよな
鋲を打って長持ちさせるかどうかってことでちょっと悩んだ結果、使うだけ使ってどっかダメになったら使える部分だけ残して何かにリメイクするという方向でリペアすることになったんで、鋲は打たない事に
鋲打っちゃうと4つ穴が空くから、穴をあけないで底面取れるように残しておきました

で、ところどころこの擦れた傷があったので（バッグ上部の縫い代すべてと、マチ、底部分）それを修繕することに
穴が空いたとか破れたとかの修復だと、同素材がどっかで手に入らないと難しいですがこういうものであれば出来ないことはないんですよね
バッグとか裏地に折り返してたりとかする場合が多いものだと、ちょっと裏地の部分から拝借して修復に使うことは出来ますけど、ギリギリの量で作られてるものだとそうもいきませんし、修繕・修復師の様に樹脂何かを盛って鱗の模様を再現するしかなくなってしまいますからそう簡単にはいきませんので非常に難しい技術になっちゃうんですが、幸いそこまでではないのでなんとか出来る感じですね

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【紹介・ご注意】

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オーダーメイドのまとめ

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