コバの処理をする
レザークラフト講座 STEP2-9-2 「コバの処理をする」
こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです。
えっと、先週はすこぶる体調を崩していたためちょっと更新できなかったんですが、今週は元通り!ってなわけで、早速いつも通り更新していきましょう。
とはいっても、もともとこのレザークラフト虎の巻ってのが一体どうやって革のアイテムって出来てるんだろう?っていう疑問が多いんで始めたんですが、残すところあと1回となりました。
今回、コバの処理をしたら次回はその後の仕上げです。
仕上げまで行けば、工程としては完成になるので・・・と言っても今回のコバ処理の部分を何度も何度も繰り返して納得のいくまでやるっていう人もたくさんいますし、最低限の処理だけやっておくという人もたくさんいるので、一概にどれほど大事なものかというのも説明は出来ないんですが・・・。
レザークラフト講座 「コバを磨く」
さて、これがレザークラフトとしてはほぼ最後の工程になり、さらに言い変えたらラスボスみたいなものでもあります。
以前にも先に磨いておかないといけない部分は磨いておいたと思うのですが、今回は最後の難関、一番人の目に触れる部分として処理をしなければなりません。
とはいえ特別な処理が必要かといえばそうでもなく、基礎的な事を地道に丁寧にやっていればさほど問題はありません。
ただここを見て手を抜いているかどうかってのもわかってしまうと言われている部分なんで、あまり気を抜かずやるってことが大事ですかね。
ちなみに、コバを磨く工程として前回の「コバ処理の下準備をする」でコバを磨く準備をしてあるので後は何を使ってコバを磨いていくかっていう解説になります。
というのも、要するにコバの処理をするアイテムがいくつかあるってことなんですよね。
これは一番最初に使っていたもので、レザークラフトを始めたばかりの頃はそんなにアイテムもない上、使い慣れてないためどこをどう磨く?
むしろ磨くって何?
くらいの勢いなので、ハギレの床面に床面処理剤を塗りこんで磨いたものを用意し、その磨いた床面で処理剤を塗ったコバを磨くという感じで使っていました。もしかしたらあまり使ってる事も無いのかもしれないですが、初めのうちは使いやすいです。
これは本などで良く紹介されているものですが、個人的にはあまり使いやすい・・・とは思わなかったです。
というのも、処理剤をコバに塗っても布切れが吸収してしまうためあまり磨いてる手ごたえみたいのが感じられないっていうところなんでしょうか。
ある程度下処理をした上で、最後の仕上げなどで布切れのような繊維の細かい物を使うのはいいと思いますが最初にこれをやってもなんかこすってるだけなんじゃね?って思ってしまいます(笑
これもご存じ初心者セットの一つ、ヘラ付きへり磨き(分解出来る奴)のヘッドの部分のRを使ってコバをシュコシュコ磨いていきます。
プラスチックで出来てるのでツルッツルなため、コバは溝に収まり丸くなっていきます。
さらにはコバもツルツルーって感じになります。
が、ここで問題が一つ。
へり磨きについている溝が3mmくらいまでしか対応していないため、例えば厚い革を使うベルトやバッグなどの場合他のもので代用するしかないです。
■ヘチマで磨く
ヘチマって何ぞや?
って人もいると思いますが、別に隠語でもなんでもなくホントにヘチマです。
ヘチマたわしの繊維をつぶしながら均して使います。
ヘチマたわしを輪切りにして、穴に沿って細かく切り分けます。
それを一度ぬるま湯とかに付けて形を整えて、指で持ちやすい形にします。
その後、コバにこする面に処理剤を塗るかぬるま湯などをなじませ、ガラス面などに一気にこすりつけてコバが気づ付かない程度になるまで均します。
そこまで行けば後は簡単
写真のように押しつけながら磨く事でコバの繊維をつぶしながら、なおかつ光沢も出てカチカチでピカピカになるというまさに超強力アイテムです。
一つ持っていればかなり頼りになるアイテムでもあるので、100均とかで見かけたらぜひ買っちゃってもいいと思います。
■スリッカーで磨く
こちらスリッカーです。
正式名称はウッドスリッカーといって、まぁそれはそれは便利な木のツールなんですが値段が高い!
そうですこれだけで確か3000円くらいするものなので無理して買う必要もないですが、あるととても便利です。
ヘチマとコンビを組んで使ったらそりゃぁもうキレイなコバが出来るっちゃ出来るんですがそこは値段が値段なので財布と相談・・・といった形になるかもしれません。
実際、かぼちゃへっずでもスリッカーを買ったのは結構経ってからなので必ずしも必要!という訳ではありません。
レザークラフト講座 この工程で必要な道具
・仕上げ剤
・ハギレ革
・布
・ヘリ磨き
・ウッドスリッカー
以上があれば問題ないと思います。
何を使っても良いんですが、目の細かいものが良いようなのでヘチマ→ガラスなど段階を分けて磨くと良いと思います。
■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】
■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ
■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。
■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
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