細かいハギレの使いみち

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

いつの間にか年も明けてしまい、気がついたら2018？年だっけ平成も30年だとさー
ひえぇー早いもう気がついたらおっさんです
この前までお兄さんの自覚あったのになーと思いつつ毎日を生きておるわけですよ

さて、レザークラフトで色々なものを作ってると、必ず出て来るハギレ問題
通常ハギレだと10mm×10mmが取れる範囲以上なら残し、それ以外はごめんなさいって感じで選別してます
何に使うんだって話ですけど、ヌメの10×10はミニチュアの雑貨を作った時にタグとして刻印を押すのに使ったりしますしね
うちの最小の刻印が9mm×9mmの石を彫ったやつなんで、ちょうど入るかな～程度なんですよ

で、エキゾチックレザーに関しても実は超ちっさいハギレが沢山あったりします
たまに言われる

「ワニの革でハギレかき集めてでいいから作ってよ」

というもののために・・・
ではないですね
逆にハギレ集めは小さければ小さいほど縫い合わせる手間があるからたとえハギレとは言え材料費はかからずとも制作時間は通常の制作時間よりも遥かにかかるから値段はかなりかかっちゃいますしね
捨てる所なのにそんな高いの！？って驚く人いますが、材料費だけでできてるわけではないですもんね
人件費っつか制作費っつか時間はかかるわけですしちょっと高くなっちゃいますよね、普通に考えて
パッチワークとか二度とやりたくねぇ！って言う人もいるくらいの手間みたいですしね（笑

で、肝心なハギレの話
これはリングリザードの脇腹部分の所のハギレですね
場所的にはちょうど背中側の輪紋の柄から、腹側の柄がない山切りのグラデーションが出るあたりのところですね
背中側、お腹側も多いんですが、あえてこの部分だけを使うのもちょっとカッコイイですよね
っていう部分のハギレです

これは小さいサイズのクロコダイルのももの部分ですね
ここまで小さいと正直クロコだかカイマンだか区別つかねぇよって人も多いと思いますが、実際うろこを良く見てみると違いは結構わかりますね
一頭分あったやつの関節周りを接いだ残りの部分です

ってことで、このくらいの小さなハギレですが基本全部種類ごとに小さい小袋に分けて取ってます
友達とか見に来た時に、こんな小さいので何作れんの？なんて言われますので、敢えて言うと

これで何かは作れません（笑

んじゃなんでこんなゴミみたいの持ってんの？って話ですが
これ実はゴミじゃないんですよね、ぶっちゃけかなり重要で大事なものになるんですよ

というのも、例えば上のクロコのもものやつ
これかなりサイズの小さいクロコで、まず流通では見かけることがないくらいウロコも小さいやつだったんですよ
色に関しては別に一般的な茶という扱いなんですけど重要なポイントはウロコのサイズ
なんでかって流通してるものなら替えがあるから、いつでも仕入れてくりゃいい話なんですよ
ただ、なかなかないものの場合は替えがないっていう事態に陥ります
素材も一点物かよっていうくらいのレベルのものが時折存在します
そういう素材を使って何かを使った場合ですよね、後々穴が空いたとか、部分的に破れた、削れたなどの理由で一部修理をする事になった場合、素材が無かったら何も出来ないんですよ
染めればいいってもんじゃないし、同じ素材の同じ色って出来れば同一の革のパーツから取りたいのもあるんでなかなかない種類の革の場合はどんな小さいものでも捨てずにハギレは残してあります
後は最初から少し穴が空いているものも合ったりするのでそれを埋める場合にも、このサイズのウロコ1つ分だけあれば・・・
なんてことになったりするので、素材は大事に使いたいですね

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。