【素材紹介】エレファント/ゾウ革

エレファント/ゾウ革はレザークラフトで使う素材です

一般的にはあまり出回っているわけではないので、見かけることは多くはないですが高級品としてとても有名なのがエレファント/ゾウ革です
かなり大きな生き物なので、それなりに革の素材としての肌質も大雑把な印象で、細かいシボがたくさんあるため、ザ・動物という感じの素材です

かつては結構出回っていた時期もあったらしいですが、ゾウ自体が国際的に保護されている動物な上、一部では動物っつか神様なんで輸入が規制されている状態です
規制っていうかむしろアジアじゃ禁止なんで、アジアゾウは手に入りません
まさか密輸？！と思うこともありますが、ぶっちゃけ密輸だったら高すぎて一般人が手に入れることはできない価格になっちゃうんで正規ルートなはずです

場所によって様々なシボ（模様）があったりするので、どの部分の革かによって値段も変わってきたりします
鼻部分であったり、耳であったり、体であったり、足であったり
そもそもが大きいのでかなりのサイズが取れるんですが・・・価格がバカ高いため一枚買うと目ん玉飛び出るくらいのお値段になってしまうことも多く、できれば細かくカットしてあるサイズでギリギリくらいの大きさを買わないとやばい素材でもあります

古くからバッグなどに使われることが多く、人気もあったためバッグ屋さんなどには店頭に並んでたりします
とても柔らかく弾力のある素材なので触り心地はゴムのような感じでシボがたくさんあるため、触感が不思議です
マットタイプだとそうですが、グレージングだったりするとプレスされてるのかシボの深みはあまりなく、結構ぺったりした印象でゾウっぽさが消えてしまいます
好みの問題だとは思いますが、個人的には何もしないマットなものが好きです

人によっては、シワがあるのがいやだとか、シボが細かいとブツブツが気持ち悪いっていう人も多いと思いますが
ゾウそのものの肌質がそうなので、ゾウ革でつるつるしたものをお願いしますっていう相談とか来るともうどうしようもないのも現状です

エレファント/ゾウ革の種類

前述の通り、アジアのゾウは国際的に禁止なのでアフリカゾウに限定されます
当時象牙なんかがあった時代にゾウがたくさんいる国が貿易手段としてゾウを狩っていたりした名残が今でも残っていたり、ちょっと保護しすぎた結果ゾウが増えて民家に突っ込んできたり、車に突撃したりと逆に困ってきたから狩猟を解禁しているとか
色々な話があります
が、基本的には現地では古くからゾウを食べる文化がある地域で食べたあまりが加工されてるくらいの少量なので数が少ないけどちびちび輸入されているという話を聞きました
あんなでかい生き物で革も超大量に手に入るし、耳、鼻、背、腹、腕や足、各パーツもあるのに何であんなに高いの！
っていうのはきっと個体数調整のために食用として狩られた分の副産物だったからじゃないかなと思います
ちなみにもっと高かったって話も聞いたことがありますがそりゃきっと密輸ってやつじゃないんですかね
象牙取った残りを密輸ごにょごにょ

ゾウ食うの！？

って思う人も多いと思いますが、よくある原始人たちのイラストとか映像を思い出してください
やり持ってマンモス追いかけて、骨のついた肉かじってるじゃないですか
あれです、あれ
時代は変わろうと、食べてるものは祖先から同じってことです

TOPのは薄めのグレーですが、こっちは若干濃いですね
この細かいつぶつぶと、大きいシワがゾウの特徴です
一見カバと似てますが、よく見ると全然違うんでわかります

エレファント/ゾウ革の使い方

市場で見かけるものとしては主にバッグが多いですが、財布などのにも加工されていることは多々あります
あまり小物は見かけることが無いのですが、サイズさえ合えば何にでも使える柔らかくて強い素材ではあると思います
例えば贅沢ですがペンケースや、小銭入れなどにも使えます

ミニサイズのライダースジャケットのキーホルダーですが、こういうミニチュア雑貨にも使えます
が、素材自体が高いのとあまり入手する機会も無いため素材が手元にあるときにしか作れないレアものではありますが・・・
なんにせよとても貴重な素材のためレギュラーストックがありません
希望があったら仕入れられるか当たってみるくらいには難しいです

→ エレファント/ゾウを使った過去の制作例

レザークラフトにオススメの商品

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使わない道具なども入っていますが総合的にはかなりお得です。

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■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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