【素材紹介】エイ/スティングレイ

エイ、スティングレイはレザークラフトで使う素材です。

エイ革はレザークラフトで使う素材の1つです。
エキゾチックレザーの中でも珍しい、魚の革の中では非常に有名な素材なので、知っている方もとても多いと思います。
エイは、スティングレイや、ガルーシャなどの別名もありますが、現在では全て同じエイ革を指す言葉になっています。
少々お値段は高いですが、その分とても頑丈で高級感がある素材として人気があります。
まるでビーズを散りばめた様な光沢のある小さな粒が無数にあり、見ごたえもあります。
また、エイ革の真ん中にあるスターマークは1匹から1つしか取れないので、小物でもスターマークがあれば贅沢に使っている証拠です。
古くは刀の柄の部分に使われていたり、鎧の胴に使われていたり、100年持つとも言われていたりします。
大きくても9インチ程度しか取れないので、バッグなどに加工されているものは何枚も繋いで使っている為非常に高価になります。
一般的には財布などに加工することが多く、オーダーとしても多い素材の1つです。
しかし、かなり硬い素材な上に凹凸もあるため加工が難しく、製品価格としても決して安いものではありません。
最近は海外製の財布などが安く出回っていたりもしますが、縫製が甘かったりと色々問題はあると聞きます。

エイは形が楕円系になっているものが多く、四角を取るのにこんな感じになります。
そのため、制作に必要なサイズギリギリといっても大体2周りくらい大きいサイズが必要になってきます。
そのあたりも含めてエイ革の商品は結構高価なものが多いです。
捕獲数が少なく食べる地域が限られているため海外の一部でしか生産していないっていうのもありますが、一枚から取れる部分がそんなにないのと加工が大変ということも相まって結局結構な高額商品になってしまいます。

エイ、スティングレイの種類

エイの種類としては、通常のエイと吟ズリの2種類が存在します。

これは光沢のある通常タイプのエイ革です。
ビーズ状の粒と、光沢があり真ん中のスターマークも目立ちます。
見出しの方にある画像も同様の素材です。
エイ革としては1番有名なタイプで、老若男女問わずに人気があります。

エイ革の吟ズリタイプです。
こちらは、表面のビーズ状の凹凸を全部削り取って平らに均してあるものです。
その為、艶のある光沢ではなく、どちらかというと艶消し素材の様な印象ですが、エイのつぶつぶの芯が出るので綺麗なグラデーションになります。
海外製の財布などは吟ズリタイプが多く出回っています。

エイ革はその他にも種類があり、連石エイという種類ではスターマークが一列に頭から尻尾まで続いています。
通常のエイ革よりも若干割高にはなりますが、横幅があまりないため通常出回っている素材だとハーフかミドルサイズの財布程度しか作れません。

また、前述の梅花鮫と呼ばれる素材は、イバラエイの革です。
棘が付いていて、その棘を削った部分が梅の花に見えることからそう呼ばれています。
あまり出回らない素材な上、厚みもあり加工が非常に難しいことから製品でもかなりの高級品になります。
素材だけでも相当な価格になってしまいます。

エイ、スティングレイの使い方

レザークラフトで使う場合のエイの使い方は、豪快にスターマークを使うのが1番カッコイイ使い方だと思います。
スターマークこそがエイみたいな使い方になると、見ごたえもあり高級感が増します。
財布などは特にドーンと使ってしまいましょう。
大体7インチ～9インチもあれば足りるくらいの大きさだとは思います。
9インチあればラウンドの長財布が1つ取れちゃうくらいの大きさです。

→ エイ、スティングレイを使った過去の制作例

エイ、スティングレイの入手方法

一言で言うとエイ革です。
意外と値は張るんですが、とても頑丈でとても見ごたえのある素材です。
星みたいに見えるのが、一頭でひとつしか取れない部分なので、ハギレとしてはあまり活用できないかもしれません。
菱型になってる部分は、あの部分だけ大きな模様が入ってるので削って白くしてるみたいです。
その他の部分は黒染めです。
因みに、一列全部削り取った連石エイというものと、全体を研磨して整えてある吟ズリエイというものがあります。
昔は鎧の下地に使われていたりとか、刀の柄の中の部分に使われていたりと、強度が必要なものに昔から加工されていたみたいです。
財布などに最適です。

レザークラフトにオススメの商品

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使わない道具なども入っていますが総合的にはかなりお得です。

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■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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