【道具紹介】菱目パンチ

菱目パンチ（ひしめパンチ）はレザークラフトで使う道具です。

菱目パンチとは革に穴をあけるための道具です
レザークラフトをやる人間にとって穴をあけるアイテムってのは欠かせないものだったりしますが、その中でもひときわ値段の高いアイテムがこれ
本来レザークラフトでは、菱目打ちと木槌でガンガン叩いて穴をあけるんですが、それだと近所迷惑だったり力が結構必要だったり、何より仕事終わった後などの夜に作業が出来ないってのが難点です
まぁ、ハンドプレスっぽいドリルチャック台を改造して菱目打ちを差してテコの原理で穴をあける道具を作ることは可能っちゃ可能ですが、それも結構値段がしますし･･･
ってことで便利なのがこれ、菱目パンチです
ただのパンチでちょちょいっと握るだけで軽～く穴があいてしまうすぐれものです
それなりの値段はもちろんしますが（1本4,000円近くします）持っておいて損はないんじゃないかと思う代物です
試しに買ってみたわけですが、普通に打ってる菱目打ちと同じ巾で生産してるっぽくて菱目打ちと分けて使っても違和感ないですよ～って問屋さんは言ってたけど･･･
実際あけた穴みてみると菱目打ったかパンチ打ったかはわかりますよね
縫い目まで綺麗に菱目！ってこだわりがある人以外は基本縁の方なんかはパンチ打ってるみたいです
そもそも商品名が「プロ菱目パンチ」って書いてあるくらいだし、プロ用に作られてるんだったらプロが使ってるモノなんじゃないですかね
値段も高いですし（笑

菱目パンチの種類

菱目パンチは菱目打ちを簡略化して穴あけパンチのように菱形の目をあけるための道具なので、菱目打ちと同様に目打ちの巾と間隔がいくつかあるので一つだけというよりは、複数持つ感じになります
が、ちょっと複数持つには値段が高いかなーと思います
そういう意味で”プロ”菱目パンチなのかなとも思います
ただ菱目打ちのように6本とか、10本とかそういう歯の数が多いものはないみたいです
3mm,4mm,5mmがあるってお店の人からは聞きましたが、買ったお店では4mmしか置いてなかったです
欲を言えば、歯の部分をアタッチメント式で付け替えれてサイズと本数別になってたら安くて済むのにな・・・と思います
※前は付け替えのタイプが売っていたみたいですが今は販売していないようです

菱目パンチの使い方

さてさて、気になる使い方とかその辺のお話ですが
使い方はいたって簡単

1.革にガイドの捻を引く
2.パンチ！

たったこれだけです

まぁ、こんな風になります

しかし！ここに大きい落とし穴が！
と言いますのは、菱目打ちってのはこんなヤットコ状になってないため、自由に打てるんですよ
たとえば30cm×30cmの革があったとしましょう
ちょうど真ん中にポケットを縫い合わせるとしましょう
そういう場合には活躍の場がないのもこの菱目パンチ
そこはおとなしく菱目打っちゃいましょーよ
って感じなんでしょうが

結局のところ、適材適所ってもんがあるわけで
パンチは便利だけど縁を縫う時にしか使えないアイテムって感じですかね

ちなみに
Rの付いた部分に穴をあけていくとなると、途中の曲がり角を2本パンチで打つんですが時計回りに打つと前の穴とかぶってちょっと見た目がブチャイクになってしまうのでRに差しかかったら反時計まわりに打つと綺麗に穴あけれたりします

菱目パンチの入手方法

基本の道具ではないため（値段も）もしかしたらどこにでも売ってるものではないかもしれませんが、東急ハンズでも見かけるので一般的に流通はしているみたいです
ただ、探しに行って売ってないってことも結構経験したので菱目打ち程多くないと思います
ネットで探したら結構出てる所は多かったのでネットで探してみるのも一つの手です

菱目パンチはこちらから購入できます（amazonリンク）

4歯タイプと2歯タイプの2種類が存在しますが、余裕があれば二つともあると便利です

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

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