がま口のお財布制作過程2

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

梅雨空なんだけど雨が降らないみたいなそんな中途半端な梅雨モドキの季節って微妙ですよねー
なんかもやもやするっていうかなんというか6月病ってやつです多分、うん
今日はちょっと朝方雨降ってたから

お！ついに梅雨か！

なんて思ったら午後くらいから微妙に止んで萎えっす
別に雨を求めてるわけじゃないし、カッパ犠牲にして雨乞いなんてしないですがこのまま夏になると農作物ガー！
って心配があります
うち農家じゃないですけどね（笑

さて、前回は『がま口のお財布制作過程1』なんていう記事を書いてますが、続きものです
いわゆるシリーズものです
ちょっとオーダーがあって作ってたがま口ダブルで入れ子の財布の制作過程のですね
前回、がま口のサイズを測ってちょうど良いがま口が見つかったので、これを基準に設計図を作ろう！ってところまででしたがその後ですね

前回の大まかな設計図を元に、荒削りの型紙を取り合えず作って見ます
こればっかりは正確にピッタリって事が最初からは難しい（立体ものなので）ため、大まかな型紙を作って一度犠牲になってもらいます
大まかな型紙を口金に合わせて見たところ
横幅、口金にはめる部分のサイズなどは測って作ってるのでぴったんこですが、ぐるっと包む部分ですよね問題は・・・

ということで、ぐるっとくるむ部分もサンプルだ！
とはいえ型紙は厚紙使ってるので、そのままで出来ないんですよね
と、ここで登場するのが床革ちゃんですね
床革ってのは、革を購入する際に元厚が5mm以上の革を1番上の1mmだけにしてもらって残った下の4mmの部分です
中でもそのまた1番上（1番床）は肌の表面に近いのできめ細かい繊維できれいな場合が多く、これを染めて磨いたり、フィルムを貼ったりしてまるで吟面であるかのように売っているものもあります
たまに本革製のめちゃくちゃ安いベルトとか革製品あるじゃないですか、MADE IN 他国のやつ
あれとかは、1番床に特殊加工してコーティングしたらあらふしぎ、立派な革だよ！みたいな
まぁ国産の本革って書いてあるブランドもののベルトだって裏と表だけ申し訳程度に薄い革貼り付けて中はダンボールみたいな芯挟んでるものも多いですけどね
高校生の時に持ってた本革ベルトがブチッとちぎれて、革ってちぎれるのか！？って思って見たら中はダンボールみたいなやつでした（笑

ちなみに、床革を磨いて商品にするのが悪いって言うことじゃないですよ
あくまで吟面なのか床革なのかっていう所であり、革は革ですから

そんなこと言ったらねー
どこの馬のケツの革かわからないあの素敵な革だって
床革磨いたやつじゃん！ってなっちゃいますし

ということで本物に近いものでサンプルを作る時に使ってますが
床革で一度型紙を全部切り出して見ます

これ、組み立てて口金にはめたところです
うまく入ってないで、口金のとこ革浮いてますよね
そうです、これ浮足タイプの口金だから潰す感じじゃないのでここは浮きます
これ本番の時に超強力接着剤とか流し込んだり芯材入れて突っ込む形になります
内側にもちゃんと口金が見えるので、これで設計図としては問題なく、型紙も多分問題ないかなっていうところまで確認します

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。