エイ革のミドルウォレットを制作中

こんにちは、レザークラフトかぼちゃへっずです

前にエイ革のハーフを作った記事をあげてると思うんですけど、それと同時期にエイ革のミドルウォレットを作ってました
なんでそんなにエイが人気なの？！って思うところですが、実は親子でエイがいいって事だったので親御さんのはハーフ（ピンクのやつ）で、息子さんのはミドルでって感じで作ってます
ちなみに、これはインレイじゃないのでコバは切りっぱなし処理なんで、いつものエキゾチックレザーのときの処理になるのでちょっと時間と手間がかかりますがまぁいいか的な
何よりエイ革を加工する上での難関は

・菱目打ちで叩かない
・捻引きの線が見えない
・ケガキ線がまっすぐ引けない
・菱錐がたまに折れる
・縫ってる途中に針まで折れる

というなんともラスボス感が満載なところですね
ケガキ線が見えないのは致命的なんで、裏返して裏側に普通にチャコペンとかそのあたりのペンでケガキ引いて行けば問題はクリアです
もしかケガキ入れたヌメかなんかを裏当てで貼り付けてしまうのもありかなーと
その他の部分で言えば、捻引きの線が見えないってのは結構大きい自体になってきて、ケガキ線まっすぐ引けないってのは更に大きいです
ビーズ上のものが集まって出てきてるので溝がランダムなためもちろん線をまっすぐ引く＝表面を削るということになります
ので、やっぱまっすぐ綺麗にするには表面のデコボコを削り取って穴を開けるっていう方法にしたらいいのんかね？
というわけで、溝強めにお願いしますって感じで捻を引きやってみることに

で、結局エイってどうやって加工すんの？って市販のものとか見たりしてみたんですが、普通にミシンで縫ってあったりするのが恐ろしい
こんなん縫えるミシンが存在するのか！と思いました（笑
更には縫い跡が一切無いものもあったりしたので、超絶な圧力で本来縫うところ（コバから3mmくらい）を熱なのかプレスなのかローラーみたいのなのかで潰して圧着してるものもありました
そういうのもあるのか！とちょっと驚きましたが、結局技法ってのは色々あって何が正解ってのもないし、言ったら全部正解だし、個人個人でやり方を発見して実践して取り入れて行くってことが大事なんだなーと思います

んで、そんなプレスやミシンなどできないので普通に穴開けて手縫いっていうアナログ原始な方法で作ります（笑

今回ミドルですが、小銭入れだけ三方ファスナーになってるタイプなので（よく見かける使いやすそうなあの形）小銭入れだけまず先に作っておきます
とは言いつつ、どうやら小銭入れ作ってるタイミングの写真撮り忘れて残ってなかったというやつです
なので普通にカード入れ部分のパーツ画像です

小銭入れは内側ですが、カード入れを囲んで三方ファスナーになるからラウンドファスナーの応用で縫い込んでます

んで、最大の難関がここ
今回は捻を強めに引いてますが、縫い目は多分デコボコ削り取って無いからデコボコの溝に埋まる形でまっすぐには縫えないですね
というかどっちがいいのか未だにわかりませんこれに関しては
縫い目が綺麗にまっすぐになるには、エイの醍醐味であるデコボコの部分の上に糸がいったり溝に埋まったりします
が、縫い線を彫って行くと縫い目は綺麗になるけどうーん
でも吟ズリってものがあるくらいだし吟ズリくらいの浅めな感じでやるなら大丈夫かなーなんて思ってます
今度ちょっと何か一度自分用に（エイもの持たないけど）実験してみようかなとも思います

さ、今回はここまでですかね

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

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サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
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