ヌメ革の経年変化の一例

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

ダブル台風が来てて危険にさらされてたっていう話が一転してまた夏が戻ってきた感じですよねー
あっしらの世代ではないですが、夏休みの午前中によく再放送で見てたなんか目ん玉がでかくて赤くて緑で背中に白い縞があってたまに空飛んだりする、それまでの緑の連中と比べるとちょっと風邪のマスクみたいな感じでダサい印象を受けたのを思い出しますよね
力と技の風車が回るとか言ってましたっけ

そういえば過去にサラリーマン時代に先輩に紹介されたメイド喫茶に行ったときのこと
本場といえば秋葉原なんですが、そこから山手線で半周くらいしたところにできた都会のメイド喫茶なのでぶっちゃけ大した期待は持たずにどうせコスプレ程度でしょと思ってナメてかかって行きました
その時にオススメは私がお絵かきするオムライスです（はぁと）みたいな感じで来たので、じゃそれをって頼んだんですよ
そしたらメイドさんが、ご主人様何を描きましょうか？って言うから
「風見志郎で」
って一言だけ言ったら、はいかしこまりました♪って言ってその場でササっとその赤い仮面のやつを描いて、ぶいすりゃっ！ていうセリフまで横に描いてあってびっくりしました
目の前で膝ついて描いてるからなにか調べた様子もないし、なかなかできるメイドさんだったなぁと

さて、話は大幅にずれて赤とんぼヒーローの話になってしまいましたが
作った牛ヌメの財布のその後のお話です
とは言っても自分のでは無いですが・・・
新しいモデルを作る時に、サンプルで自分用のを作ることが多く、自分の財布は次々に変えてしまうためうまくエイジングできないことが多いです
今使ってるのも次にどっかに出品しようかなーっていうモデルの試作型なので、使用感を見て修正点をまとめるためのモニター中だったりもします
ということで、誰かが持っている中で時折こんな色になったよって見せてくれることがあり、そういったものを参考にしてます

前に作ったこのラウンドファスナータイプのロングウォレット
担当の美容師さんが持ってるんですが、ちょうどすべすべで肌質のいい部分が使えたのでとても綺麗な財布になりました
サイトに公開してるのは制作したときのタイミングじゃなくてだいぶ後になっちゃってるんですが、それから2年と半年程度が経過しました

するとこんな色になっていました
ヌメ革の経年変化だと、人によって色々な色に変わるんですが、この場合は綺麗な飴色になってます
その人の手の脂とか汗とかそういったものも関係してるのか、人によっては黒っぽくなったりしますがおそらくこれは鉄分とかに影響してるんじゃないかと思います
顔の脂とかも財布で拭くっていう人もいますしね（笑
なので、何色になっても失敗ではないと思うんですよね
たまにヌメのいいヤツ買って、店員に勧められた通りに毎日オイル塗って早く育ててって人もいますけど
ぶっちゃけそんなにオイルなんて塗らないでもヌメの場合は毎日触るものなら、汚れたらちょっとケアする程度でいいと思うんですよね
結果、毎日オイル入れてた友達のはびちゃっとしちゃって触るとオイルがにじみ出てくるわカビは生えるわ臭いわでせっかくいいの買ったのに一ヶ月くらいでだめにしちゃったりとかも聞きましたし

ちなみにこの美容師さんのはメンテは何もして無くてただ毎日触ってるだけって言ってました
これから更に時期がたってどんな感じになるかが楽しみですね

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。