婦人向けかぶせタイプの長財布その2 完結編

婦人向けかぶせタイプの長財布　その2　完結編

こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです

あーハロウィンも終わり11月になりましたね
ハロウィンとは言ったって、あんまり日本人には関係ないような気もしますが近年意外と楽しいお祭り的なことが分かったのかいろいろと話題になっております
という事ですが、あっしかぼちゃへっずとしては年中ハロウィン野郎みたいな言われ方をするので、特に季節感なく一年中ハロウィン頭になっています
そもそもかぼちゃへっずのかぼちゃの頭がハロウィンのジャックオランタンですしな
毎年やってたかぼちゃ参りも去年、今年は中止してます
手渡しで渡すしなーこんなご時世だしなーってことで
とはいっても今年は一軒外出先で彫りましたが（笑

一番恐ろしいのは11月にもなったんであと2か月で今年が終わるという事実です
今年何があったか記憶にないくらい今年何もなかった気がします

さて、以前書いたやつの続きのお話
詳細のスペックはこちら→[婦人かぶせ長財布]

前は一番苦手だった漉き作業ってのを、しっかりやらねばと向き合うようになってだいぶ作るものの最終的な完成度が変わった気もします
もちろん、全部のヘリを0㎜なんて漉いちゃうとそこからミシン目に破れたり、使ってて時間が経ってくるとちぎれたりするので絶対必要な部分のみの最低限に抑えてますが
それでも見た目と触った感じに大きな違いが出ます

前回の記事はこちら→[婦人向けかぶせタイプの長財布　その1]

必要な部分を漉いたので今度はしっかりと接着する作業になります
R部分が2箇所あるので、ここは曲げるか・・・？と悩みましたが曲げてしまうと伸ばした際に外側にしわが出るのであまりやりすぎると完成後に影響が出ます
なんで無理のない程度に緩やかに曲げて貼っておけばうまいこと馴染んでくれるに違いないと信じてやってます
上から押して伸ばしてこの程度で、少しR部分が浮く感じです

接着が終わったら残すところは中の小銭入れと仕切り部分だけなんで、それ以外を全部やっつけてしまうために先に穴を空けます
空けるっていうか、穴印をつけるっていうかそんな程度です
表面は後でも空けるから、先に空けてもいいんですけどね
うちは完全に空けないで軽く菱目を打っとく感じです

その次は中身のパーツを接着して、一つ一つの穴を菱ギリで刺して今度は縫う箇所の穴の開通作業です
ここでうまくいかないわ！ってなるのが初期にはとても多かったんですが、コツをつかむことと菱ギリを持つ手をまっすぐにして刺す方向も綺麗にまっすぐ真下に打つという修行を重ねていくことでだんだん綺麗に打てるようになります
球技系の運動部で毎日素振りやらされたり、実践でもないのに無意味に思える型を何度もやらされるのと似たような感じかもしれません
直ちに効果はありませんが、気が付いたら

あれ！？まっすぐ打てるようになってる！

ってなります（笑

今回作ってる型としてはちょっと違いますが、このタイプだと留め具部分をホックで作ることも可能です
よくある大きめのパチンを留め具に使ってかぶせを押さえる感じです
この辺は完全に好みの問題なんで、財布の表面はシンプルにしたいっていう場合にはこっちのホックのがいいかもしれません
ヒッカケが一般的には多いですが、表面ゴツめになるっていう人もいるので

で、全部終わった後にヒッカケをつければ完成なんですが
いわゆるバッグ金具？留め具の種類がたくさんあるので、サイズ的なものと構造的な部分で問題がなければ全然ほかの金具も対応が可能です
差し込みでもヒッカケでも大パチンでもなんでも使えるものは使えます
その辺は選べるんで、新規のオーダーでは制作の幅はある程度あるかもしれません

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。