財布の修理なんぞを

こんにちは、レザークラフトかぼちゃへっずです
なんか更新してた気がするんですけど、全く何も更新されてなくてもしかしたらイメトレ的なもので更新した気分になってたんじゃないか疑惑です
おかしいなー三回くらい更新したはずなんですけどね・・・
前みたいに間違えて投稿じゃなくて固定ページで更新してて全く公開されてても反映してないてきなアレです、ちょっと使い方を間違えるとこれです（笑

さてさて、何年か前に作った財布の糸がブチっとキレてしまったのを直してほしいってことで直しなんかしてたんですが
自分で作ったものなんで修理するのは大した事は無いんだけど、なんだろうやっぱり金具って摩耗するから数年使ったら必ずダメになるものなんだなーと改めて実感しますねこれ
糸に関しては麻糸使ってるからどうしても擦れて切れた部分からほどけて・・・なんて事には手縫いなんでなりにくいですがやっぱり削れてる部分は削れて来ます
ミシンだと上糸下糸の関係でどっちか抜けたらぺぺぺぺぺーって解けちゃっていとも簡単にまっさらに！なんて事もあるんじゃないでしょうか
いや、ある！過去に市販の財布使ってて一箇所ほどれてその後気がついたらほぼその周辺が糸ぺぺぺぺーってなってましたし、接着も簡単な両面テープだったりするんで気がつけば分解されていたりとか
てことで今回は修理のお話です

以前書いた記事の鳥獣戯画のギャルソンウォレットを渡したら、古いタイプの財布が返って来ました（笑
というのも、両方使いたいので古い方を修理してほしいって事だったんで、それの修理をば

これ札入れのところなんですが、糸の耐久性が薄れてくるとこんな感じで開いてきます
とは言え、本来結構強めの接着剤でここは接着してるのでこうやって剥がれてくるのは手の脂だったり湿度だったりいろんなことが要因になって革自体が剥がれて来たりもします
元々穴は空いてるので、再度穴を合わせて接着してから縫う感じです

糸が切れてない部分でも作ってから数年経ってるので、糸を全部替えるために解きます
名前忘れたけど、この謎の器具を使って取ってくんですが、ひと目ずつプチプチ地道にやらないとこの尖った部分の痕が革についちゃうので注意しながらプチプチ取っていきます

んで問題がここ
ダブル小銭入れなんですが、こいつが厄介ものなんですよね
毎日使うもので開閉の頻度が高い部分でもあるからどうしても金属がすり減って摩耗しちゃうのでバカになってパカパカでした
ここを強いものにと思うけど結局素材としては金属なんでどうしたっていずれはバカになるもんだし絶対壊れません！っていうものは無いですしね
一度古いパーツを取り除いて新しいパーツを取りつけます
しかしホント壊れない金具あったらいいのになと思うけどそんなものないですよね

で、糸を全部解いたあとの表面の部分です
カービングしてあるからちょっと普通のよりも傷みは早いのかと思うんですが、事前にインクこぼした！とか汚した！とかいろんな話を聞いてたのでクリーニングしないとなー
というわけであまり頻繁に使うものではないんですが、一応用意はしてある革用の石鹸を使います
スポンジにフシュフシュってやってワシャワシャって泡で洗って、水で流すみたいな感じのやつです
説明書にはそう書いてありました
前に一度使ったときはヌメのバッグに鳥の糞を落とされた時にやばいやばいって急いで購入して洗いました
懐かしのファミコンソフト、『アトランティスの謎』や『パリダカールラリー』、PCエンジンの『カトちゃんケンちゃん』だったら即死の大ダメージですね

後は元通りに全部接着して縫い直して終わり

最初の色がこれだったのに対して5年使うとやっぱりすごい色出てきますねヌメって
ただ、破損部分考えても麻糸の部分と金具だけってことを考えれば革って素材の強さと耐久度ってすごいな～と改めて思いますね

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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