カエルの革の不思議

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

レザークラフトで使用する革の種類には様々な革が存在していて、当サイトでもある程度その素材の解説などをしてたりします
が、まぁいわゆるエキゾチックレザーっていうものは別名レザレザーとか言われてるもので、ワシントン条約だとかサイテスだとかで輸入が規制されていたりするから牛革やラム、羊革のようにコンスタントに流通しているものでもないわけです
という事で、かぼちゃへっずでもエキゾチックレザーを使ったアイテムをいくつか作っていたりするんですが、もちろん手に入らないものなんかも多いです
値段がめっちゃ高いもの、かつては輸入されていたけど今は禁止されているものなどなど・・・
たまーに蔵出しでかつて輸入されていて業者の倉庫に眠ってたものとかがババーン!とリリースされて凄い値段で出てたりしますが一体どういうユーザー層の購入があるのか大変興味があったりします

で、そのエキゾチックレザーの中でもそこまで有名ではないとは思うんですが(サイズ的な意味でも)、カエルなんてものがあります
知らない人や聞きなれない人からすると

え”っ!?カエル?!

と思うかもしれないですが、日本ではメジャーじゃないにしても海外だとそこそこカエルって素材として使われてるんですよね
日本はカエルと言えば、一部地域で食用になって塩焼きで食べられてて大変ヘルシーでおいしいと評判の食材ですが革は使ってないんですよたぶん
海外のサイトなんか見るとブーツだの、ツギハギでバッグだの、頭付き腕付きの帽子など
ちょっと前には手つき頭付きのカエルパンツなどがリリースされてて話題になったのを覚えてます

で、実際のところカエルって何カエルが革になってんの?ってお話です
要するに種類の特定って言う意味では、食用のカエルなのか(食べた余り)、はたまた皮革用のカエルなのかが気になってちょこっと売り場をいくつかみて見てカエルの革ってのも何枚か購入してきたんですよ

売り場ではただ単に「カエル」とだけ表記されてて場所によっては小さいサイズ(名刺サイズくらい?)が売ってたりしますが
購入したのはある程度の大きさがあるもの(10×10よりちょっと大きめ)です
質感と特徴を頼りに海外のサイト(おそらく日本に輸出してる卸業者も含む)を調べてみたところ大半が

ブルフロッグ

と表記している感じでした
ちなみに、革はこれ
ブルフロッグ

うん、ブルフロッグと言われればブルフロッグです←詳しく知らない(笑
家でカエル飼ってますが、マルメタピオカガエルって言う目ん玉クリックリのぶよぶよした緑色の水まんじゅうみたいなやつですし

色違いの革はこれ
ブルフロッグ2

うん、このわざとらしい青色!

しかし、ブルフロッグというと要はウシガエルであって食用ガエルなんですが
かつて利根川のほとりの小料理屋に卸す食用ガエルを漁師さんから直で購入し家で飼育した事がある身としては不思議なところがあります
それは、耳の部分
ウシガエルとかトノサマガエル系のツルッとしたカエルは目の後ろに鼓膜がむき出しになってる感じで耳っぽいのがあるんですよ
だけどこの革をみる限りではおそらく頭の後ろ、まぶたの上から耳にかけてちょっとコブみたいのがあるんですよね、あとヒジとヒザあたりにも
となるとこれもしかしてウシガエルじゃねぇんじゃねぇか?と思って色々調べてみたところ

南米付近にいるヒキガエルっぽい!という事まで突き止めました
という事は別に食べてるわけじゃないな、毒あるし

なんて思ってて、そうだよねーウシガエルだったらお腹に模様あるもんねー
ってそれを頼りに調べたところ、どうやらウシガエルはウシガエルで別に素材として革は存在するみたいです
国内ではほぼ流通してないみたいですが、アメリカあたりでは販売されてるみたいでした

そうかそうか、ヒキガエルか
ガマじゃぁ小銭入れとかに使ったら縁起がいいかなー

なんて思っていたある日

ふと革屋さんのコーナーをふらふら覗いていると不思議なものを発見
明らかにカエルの革なんですが、一枚だけなんか異様な雰囲気の革がある・・・なんだこれ?
と手に取ってみたものの、通称ブルフロッグがヒキガエルだという事は明らかだとしてこいつ何だろう・・・えっ?何革!?
って言うようなものが発見されました
勢いで買っちゃったんですが

カエル革
これ
なんですかこれ?

姿そのものなので、目のあった穴はそのまま顔までついてるんですがこんなカエルみた事ない・・・
という事で使うに使えない謎の革となってしまったんですが
背中についてる無数の突起物は結構硬く、これ加工するとしてワニとかジャクルシーのキールと同じような感じなのかなと思います(そこまで硬くないけど)
にしても耳コブもないし、謎すぎる素材です

もっとも、日本で売ってるエキゾチックレザーの種類なんてたかが知れてるというか、販売元や輸入元が知識がなかったりしてインボイスが適当だったりするので何の革かわからないものも多いそうです
特にこれヘビだよーって言われても柄が消されて染められてたら正直何のヘビだよ・・・ってなっちゃいますしね
詳しい人なら鱗の配列とかでナミヘビ系かウミヘビ系かクサリヘビ系かくらいはわかるでしょうけど

という事で食用のウシガエルでもなければ、ヒキガエルでもない奇天烈なカエルの革がありました
って言うお話でした

ではまた

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【紹介・ご注意】

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詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
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■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
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2014/04/20

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