クロコダイルの薄型かぶせ長財布その3

こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです

今まで販売の経路として、オフィシャルのウェブショップとハンドメイドマーケット各種に出品していたのですが
minne,creema,iichiは残しておいて、ラクマの出品を一旦停止しました
というのも、在庫の管理が出来ないシステムだったのとそもそもフリマサイトなのでハンドメイドはどうなの？っていう様子見をしてたんですが、それならハンドメイドに特化しているところに寄せちまえっていう事になったので
それと販売手数料も上がったこともあり、それならいっそ停止してしまえと
というわけで、相変わらず一番早い&最安価はBASE（スマホだとPAYID）という事です

さて、久々に制作日記のお話ですが
途中だったクロコダイルのかぶせ財布のお話

前回までの記事→
[クロコダイルの薄型かぶせ長財布その1]
[クロコダイルの薄型かぶせ長財布その2]

お高い素材のクロコダイルを失敗しないかヒヤヒヤしながら漉きをしたりと慎重に進めてきたところで今回は内装に取り掛かるわけですな

今回は薄型&軽量っていうのがそもそものテーマになってるので、内装はなるべく軽く薄くをモットーにやっていくため豚ヌメを使ってます
豚ヌメは牛に比べて結構軽いのと、牛ヌメが主に1mmに対して0.6mm程度だったりもします
そのため薄くて軽いものって言うとどうしても候補に挙がるのが豚です
ただちょっとイメージ的に牛よりも劣ると思われてるフシがありますが、それは別に国産で作れるから輸入してないし税金の問題で少し牛より安いという事実を
どっかの誰かが安い＝劣ると勝手に捉えてその先入観を植え付けたようなもんです

で、豚ヌメを使おうが何だろうがやはり薄くするというためには縫い代にちょっとした加工が必要なんですよな
ってことで、お決まりの漉き加工をします
なんかポツポツしてると思うですね、そうなんです豚革って牛革に比べて毛穴が多く目立つんです
さらには毛が太いのか毛穴も大きく、表から染めると0.6mmの豚革じゃ裏面の毛穴に色がにじむことも多々あります
それも一つのその革の素材の性質なんで、防ぐ事は出来ません
それが豚です
豚のアイデンティティなわけです

どこの部分だぁ？と思いきや実はこれ内装のカードポケットの底部のところ縫ってますね
一番下の部分だしちゃんと接着してれば縫わなくても構造的にここが剥がれようと機能がおかしくなるとか支障は特にないんですがね
他の場所を縫ってるので、ここもしっかり縫います
言ったら思いっきり財布をこじ開けてみないと見える場所でもないんですが
たまにこういう場所を縫ってない財布なんかもあるらしいんで、ちょっと驚きつつ一度見てみたいもんだなと思います

そして今回ボタンをパチンとしたホックで留めるタイプじゃない仕様にしてるので、軽い力で開くのと摩耗による消耗がなく金具がバカになりにくい小さいマグネットを使ってます
大きいものにすると、中に入れてるカードの磁気をアレしちゃったりアレしちゃうのでマグネットホックの中では最小サイズを使ってます

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。