オーストリッチのペンケース＆牛革キーケース

こんにちは、レザークラフトかぼちゃへっずです

暖かくなったかと思えば急に寒くなって腰に爆弾を抱える身としては古傷が痛む季節がやってきました
とは言え、まだ今年は梅雨に差し掛かってないのでこれからが本番と思うともう切なくて毎晩枕を濡らす日々を過ごすことになりそうです（嘘

さてさて、この間久々にオーストリッチなど使いました
いわゆるダチョウの革なんですが、独特の質感とこの毛根をぶっこ抜いた後にピョロリンと出て来る鳥肌が特徴的なあれです
年配の方なんかは電車内で見かけるとオーストリッチとクロコダイルというエキゾチックレザー2大巨頭の装備品を持っている人も多かったりするんですが比較的一般向けにも多い素材のためバッグを始め小物では使われています
先述のように質感がちょっと独特なのでトライポフォビアの人なんかからすると嫌悪感の塊なんじゃないかと思うほどに、まさに文字通り鳥肌ものです（両方の意味で）
高級品高級品とは言われつつも、鳥肌の規則正しさでいい部分は良くて鳥肌の無い部分はあまり価値が無い的な感じで扱われてますが個人的には鳥肌の無い部分のところは結構好きです
何の革か一目では判別出来ないですが、あれはあれで独特のシワなどがあって味がありますし

今回は件のオーストリッチのペンケースを作りました
ってもこれは贈答品ということで、そこそこ年配くらいの男性向けのプレゼントでってことで言われたんですが
オーストリッチを使ったペンケースで色は茶色系という事だったんでどうしようかなーペンケースかーなんて思ってとりあえずスーツのポケットに入れられる形にしました
が、単純にペンケースとして作るとあまりにも味気ない感じののっぺりした印象が強かったんで飾りでベルトをつけてます
これで男性向けながらちょっとおしゃれに持てるかな・・・？なんていう感じです
ただ、ペンケースなので厚みのあるオーストリッチを使うともこもこしてしまうし小物感がなくかさばるのは嫌なので薄めの素材にしました
厚みがあると裏側がもじゃもじゃしてたり厚みが均一じゃないので処理が大変なうえ完成しても何かもっさり感が否めないんですよね

キーケースの方は普段めったに使わない牛クロムです
これは元々クロム買おうと思って買ったやつじゃなくて、どっかの革屋（某老舗）でおっちゃんに黒いヌメがほしいのーって言ったら
おう、これだなとかいって手元にあったのを渡されて当時知識も無かったのでこれがそうかと思って買ったやつです（笑
非常にキメ細かくてしっとりさわり心地はよく、革の質としては申し分ないんですが、ヌメではないので普段はまず使いません
あんのオヤジ適当な事言いやがって！と思ったんですが、その後行った時にも財布作るのにいい革ないですかーって聞いたらその辺のを手に取ってこれで作るのが一番だとか言って渡してきたのがすごい薄い羊革でした
財布でこんな0.5mm程度の羊革ってどんだけ上級者向けじゃと思いながらその後一度も足を踏み入れてませんが・・・
知識が無い方が悪いと言われればそれまでなので下調べしてから行かないと適当な（不適当か）ものを売りつけられる可能性大ですね

って話はズレましたが、柔らかいのがいいってことで黒目なら確実にこれしかないだろうとチョイス

内側は真っ黄色です
普段はヌメ貼るんですが、ちょっと硬くなっちゃうかなと思うので今回は豚です
柔らかいししなやかに曲がるし肌触りもヌメよりいいし個人的には豚革好きなんですけど、メインで使うというよりは裏地の補強に使ったりが多いですね
厚みが1mm以下だったりするんで、もう少し厚みがあるものが手に入ったらメインに使って財布なんか作りたいですね
牛より融通が効く分、財布に負担も少なく使えそうなイメージです

ちなみにヌメじゃない革でも作る事があるので刻印が焼印にクラスチェンジしました

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。