ツートンカラーの三つ折り財布制作その3

ツートンカラーの三つ折り財布制作　その3

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

暖かくなってきて頭もちょっと変になりつつあるのか、インドやら中国やらにいる体を硬く出来る超人のように指先に神経を集中させたら針の頭を押すことが出来るんじゃないか説を検証した結果、見事に針の頭が指に刺さって自分は超人じゃないと改めて実感しました
うん、わかってた

さて、以前から書いているツートンカラーのお財布の続きです
前回の記事はこちら→[ツートンカラーの三つ折り財布制作　その2]

マチ部分まで穴あけが終わって、綺麗にコバのとこも処理を終えた段階で次はこのあたりを縫い合わせて行きます
縫いの順番とかは特に決まりはないはずなんですが、やりにくくなったり、後でやると針があたっちゃってなかなか縫えないってことになるとめんどくさいので頭の中でイメトレしつつ縫います
実はこれ結構大事で、型紙作るにも何するにも頭の中で一度完成形を作って分解してまた組み立ててって繰り返す事で事前に失敗はある程度防げます
縫いにくい事になったら針を折って研いで短くしたり、曲げたりして特殊な針を作るかまた分解するかどっちかになるとウームってなりますんでなるべくそれはないようにします

染色した革はオイル入れても表面硬くなってたりするんでハリが出てだいぶ頑固になります
ということで入念に接着面を痛めつけないといけない作業があるんで、ヤスリで3ミリくらい削って接着します
ただ、なかなかくっつかない頑固っぷりを発揮する場合もあるのでクリップでところどころ拘束しておきます
このまま数時間放置

しっかりくっついたらまた穴あけをして縫い縫い
4mmピッチで縫ってるけどシニュー糸使ってるから若干縫い目が詰まってる感じに見えるかな？
エスコードとかビニモ5番手くらいに比べたら太めの糸ですね

んで最終的に出来たのがこんな感じに
コンパクトな財布の代表なんで、手のひらサイズでもあります
自分の手がかなり小さいので女性向けのサイズのほうがしっくり来るからメンズの大きい財布なんかは結構使いにくかったり
大きいスマホなんて指が届きませんし（笑

今回カラー層が色々あるので、ちょっと作ってて楽しい感じではありますね
通常は床面は染めないで、裏貼りしちゃうんですが裏貼っちゃうと厚み出過ぎちゃうだろっていう部分があるのを考慮して床面を染めました
吟面とはちょっと違う色の入り方をするので（当たり前だけど）想定している色かどうかは染めてみないとわかりませんね
床革に各色染めてみてサンプル作っておくのも大事かも知れないなと思いました

小銭入れもしっかり大きく開くんで使いやすい形にはなってます
ピンクと空色だとメリハリがハッキリしてる色同士なんで、鮮やかですね

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。