ヌメ革の紳士財布制作その1 - 革工房かぼちゃへっず

ヌメ革の紳士財布制作　その1

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

いつの間にか11月が始まり、気温も程よく寒くなってきてすっかり冬みたいな感じです
今年の気温は何か以上である日は暑くてエアコン冷房かけてたのに次の日は寒くて暖房に変わるっていう極端な気温差があったりと
地球規模でちょっと気温やばいぜ的な感じみたいですね
氷河期マジ再来みたいな感じで言われてますけど実際どうなんですかね
何度目の氷河期とか言うけど、その頃に生きてた人がいないからなんとも言えないですよね（笑

さて、氷河期とは関係ないですが、イレギュラーな作り方で財布を作ったりしました
というのも友達がとても軽い物が良いってことで軽量化をメインに制作をすることになりました
軽い！そして薄い！っていうものが希望ってことだったんですが、軽量化をするとなると豚革あたりがとても軽くて財布とは思えないライトな仕上がりになるかなーと
でも牛がいいってことだったんで牛を使った上で軽量化＆薄型を目指します
ただ、ヌメの軽い版となると・・・
ヌメで財布作るとある程度の重さと密度にはなっちゃいますからね
ってことでヌメの中でも比較的薄めにしてある0.8ミリを使って極力重なりは無くして行くことで軽量化出来るかな？と

ということで、カードポケットは切込みタイプにしてなるべく革を重ねない様に
大差ないだろうと思うけど実際厚みを考えたらその部分何枚か重なってるのは事実だから厚みと重さは比例しちゃいますしね

んでここでこいつが登場
前にスマホケースに使ったのはポリ製の裏生地だったんですが、今回財布に使うとなるとちょっと耐久力が必要なんで綿素材に変更
伸びも少ないからちょうどポケット裏地にはちょうどいいんですよね
ただ残念なことに素材名を失念してしまったから次に買う時どうしよう・・・
何かカタカナ3文字だったか4文字だったかの気がしたんですけどね

予め縫う場所に穴開けておいて、裏地用の生地を用意
縫う分に関してはちょっと生地を折り返しておけば強度が増します
家庭科で子供の頃なんかそんなこと聞いた気がします（うろおぼえ

今回カードポケット裏地だけじゃなくて、大きいフリーポケットの裏地も軽量化のために生地にします
なので貼り合わせる部分も長さを計算してやるのでちょっとややこしげです

とりあえずカードポケットと手前のフリーポケットの部分が生地で出来ました
ただ、今回軽量化＆薄型が課題なんでポケットも見える部分には表地を出していますが内側は生地貼りになってます
表から見える部分は革っていう感じで作るのが実は設計の時にちょっと難しいんですよ
ここは折り返して表地を両面に出して、とか
ここは裏地になっちゃうからこっちで折って繋いで貼ってとか
型紙を作る時点で頭を結構使います
のでチョコレート沢山食べます

見るとこんな感じ
ただ、いつもと違って1枚革に裏地で布が貼られてるわけでなく空間に浮いてる（ポケット）状態なんで真ん中がちょっとつられますよね
両側縫い込みの前は多分こんなになっちゃいますね

こちらは蓋側についてるかぶせの方のポケットですね
こっちも同様に見える所は革、裏地は生地で作ることで結構な軽さになると踏んで中身を抜いてあります
なのでおり間違えると一発で合うとなんで計算を慎重にしてます
計算苦手ですけどね（笑

これは表面
今回糸を埋めて欲しいって話だったんですが、2mmとかの厚みのある革であればグルーバーで彫って埋めちゃうことは可能です
しかし今回0.8mmなんでうーんどうしようかなーと思いましたが、希望を飲んで糸を埋める事に
ということで外側の外周をホ彫り彫りします

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

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