ミニチュアサイズのサイドゴアブーツのオーダー制作その1

ミニチュアサイズのサイドゴアブーツのオーダー制作　その1

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです

夏！本番！
まだ早いけど、かぼちゃ王国があるところはもう真夏の様な気温で毎日暑くてやってられるかー！
ソーメン食わせろ！
みたいな感じです
かぼちゃですけど、ソーメンにはナス入れたいですよね（笑

さてさて、今回はちょっと趣向の違うお話
今回は革に関連してる話だけど、革は一切出てきません

ちょいとオーダーがあったお話ですが
久々にミニチュアのブーツ案件だー
と思いきや今まで作っていた、靴風のものとは全然違う、ガチの靴を作らねばというオーダーが有りました
なんでも結婚の記念日にという記念品とのことなのでこれは失敗してやり直しと言っても気が抜けんぞ・・・
なんて感じです
しかも聞いた話じゃ記念日の日にちが迫っている
これは時間との戦い！

ということで、まず今まで作ってたブーツ風のものは、中は空洞になってますが人形が履いたり出来るようには作ってません
アッパーを外側で縫ってるんですが、木型なんかで押してない為に中の空洞が均一じゃないのが原因なわけです
で、今回はと言うと、参考に頂いた写真を見ると・・・

吊り込み型っぽいぞ
これは型が必要だな

つーわけで早速型を作る事に
つっても別にあっしミニチュアのプロでも靴屋のプロでもないので、どうやって型作ろうと悩んで見ましたところ
木型を作るのは難しいので、別に何か出来ないかと
足型さえできればあとはこっちのもんだと言わんばかりに色々考えてみました

まず必要なことは足のサイズを決めること
特に縮尺の指定があったわけではないので、自分が作れうる最小くらいのサイズで考えて
中に巻き込んじゃうとなるとあまり小さいと出来ないので大体5センチ程度
その足の形をまず紙に書き写します

そして、ふと思い出したこいつ
粘土ツールボックスにこいつがあったぁぁぁ！と急に思い出しました
いわゆるプロ用のあれですが、こういう時便利ですよね
焼かなければ固まらない性質って素晴らしいと思います
こねこねして色々形成出来るし、原型制作するにはすぐれものですよねー

さっき決めた足のサイズに合わせて盛り盛り
粘土用スパチュラで盛りスカルピー

今回は足を作ってるので、だんだん詳細部分も入れていって小さい足を作るわけです
実際ここまで細かく作らなくても良さそうですが、前に何かでみたイタリアかどっかの靴職人のおっさんが靴を作る映像で
木の型だったんですけど、ちゃんと指が表現されていた気がしたんですよ
なのでそれをイメージしつつ指も再現します

最終的には歯医者さんツールを使って細かくディティールを決めて両足そろったら、まず下準備は完了ですね
ここまで来たらオーブンにぶっこんでカチカチになるまで焼いて
歪な所はヤスリ掛けして滑らかにしておきます
写真は抜け落ちてたのでありません（笑

と、ここまで突っ走って書いてますが、こっからがまぁ結構長い工程になるわけです
ではまた次回

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。