柿渋染めの紳士長財布その4 - 革工房かぼちゃへっず

柿渋染めの紳士長財布　その4

こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです

10月も半ばくらいになったんでそろそろ街のお花屋さんにはハロウィン用のかぼちゃが少しずつ並んできましたね
毎年やっていたかぼちゃ参りも去年はタイミングが合わずに中止になってましたが、今年も果たしてどうかなと思うところですよね
イベントって感じじゃなくても普通にただもってくだけならありっちゃありかなとは思いますが
ちょうど月末土曜ですし、前日夜彫れば当日はまだ生き生きした状態で持っていけるっていう意味ではベストなタイミングなんですよな
となるとそろそろ買っておかないと店頭から消えてしまう（笑
前は全然売れ残ってたのにここ数年一気にハロウィンで盛り上がる人が増えたのかかぼちゃがいきなり消えてしまうことが多くなりました
迷うところです

さて、お財布のお話の続き
前回の記事→[柿渋染めの紳士長財布　その3]

外側の穴あけが終わったところで、いったん内装に戻ります
今回小銭入れが二つ付いてるんでその小銭入れ部分に取り掛かります
なんで外側の穴を先に？っていうのは特に理由はないです
順番なんてものは何をやっても完成すれば特に問題はないんで、外側パーツを張り付けた勢いで一緒に穴あけまでやっちゃったって感じです

外側から穴をあけてある程度の下処理をしておいたので、あとは思いっきり縫うです
思いっきりっていう表現があってるかどうかは知りませんが縫うです
ちなみに、内装が完成してない状態でそのまま外側を縫い付けることは順番的に多々あることなんですが中がペラペラ動くので縫いにくいこともあります

このタイプの財布だときれいに一周ぐるっと縫うので結構な長さの糸が必要になります
なので慣れないうちは途中で糸が絡んでうぁぁっぁっぁぁぁああぁ！！ってなったり、途中結び目ができてしまったりといろいろなことがあります
ただこれはもう慣れるしかないので手の動かし方とかそういうところで慣れて回避です
麻糸使ってると途中でブチっと切れるんで何度かロウ引きしないと縫いきれません

今回希望があって小銭入れを二つつけて、その二つともファスナーの走る方向を変えてほしいってことだったんで互い違いにファスナーがあくようになってます

ファスナーって開いて手前に引いてあける人もいれば、奥に押してあける人もいるようで
ラウンドファスナーなんかはあける方向が個人によって違ったりするんで内装の向きなんかも注意が必要だったりします
特にL字ファスナーなんかはお札入れとファスナーの向きが逆になったりするんでめちゃくちゃ使いにくくなったり
市販のものでもファスナーの向きの問題で上下逆に財布を使ってる人なんかも見たことあります
これ中身落ちて使いにくいんだよねって言ってたけど、それはファスナーを逆方向に使ってるからじゃないのか？と思いました
なのでファスナー系の場合はファスナーの向きなんかも最初に言ってもらった方が後々めんどくさくなくてスムーズだったりします

で、完成です
内側しか写真なかったですけど（笑
実はこの左のカードポケット（縦仕様）にすると財布の幅が少し減るんで男性ものとしては比較的スマートな印象で作れる感じです
デメリットとしては真ん中部分はカードが何枚か重なるんで膨らむってのがありますが・・・
男性向けとしては人気で過去にも何度かこのタイプで作ってほしいっていうのもありました

実は→[クロコダイルのロングウォレット　その2]で作ってるのも同じようにカードポケットは縦型になってます

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
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