猫ステッチのブックカバーその1 - 革工房かぼちゃへっず

猫ステッチのブックカバー　その1

こんばんは、レザークラフトかぼちゃへっずです

何やらすごく久々にかぼちゃへずさんがお目覚めのようでブログなんてものを更新しました
まぁそりゃ九月になって涼しくもなればいろいろなものが目覚め始めます
家で育てているハバネロなんかも夏前に一度果実ができては夏の暑い間は花も咲かない
咲いたとて結実しないで花は散ってしまうんです
それが、九月に入り涼しくなってくると途端に花が咲き始め、片っ端から結実して実がなります
本来夏の暑い間は夜には室内の涼しいところなんかに避難させるのがいいのかなと思いますが苗が大きいのでそれもできず
この時期からなり始めても11月末、いや去年なんかは12月になるまで収穫ができたんでこれからに期待ですな

さてさて、制作のお話ですが
元々モデルがあるものでは無い完全なオーダーメイドのものです

今回はブックカバーを希望という事で、あまり硬いものだと跡がついてしまって大変！ということで比較的柔らかくてプルアップみたいに白い筋が残らないものを探してみてもいいものがあまりなく
となるとやはりヌメ系は捨てて、ソフトな牛革かなーと
色は茶系という事だったんで使えるものの在庫から探すと・・・馬革（滑らか）か、牛革（カーフ）かなーということでよりもみ応えのあるカーフを使うことに
ちょうどミニバッグでも作ろうか帽子でもつくろうかと買っておいたヤツがあったのでバラしてしまえと

猫ちゃんを入れてほしいってことで、伸びをする猫をどっかにくり抜いてくれorカービングにしてくれという最初の相談から
そんなもんできるか！といいたい気持ちを抑えつつ、カービングにすると最低2mmは必要なんでブックカバーなんかには向かない
もし作ったとしてもサイズ固定でほぼコレクターアイテムみたいになってしまうし
かといってくり抜くとしても裏貼りの具合によっては抜いたところの周りをしっかり縫わないと細かい部分とかはがれちゃうよねーってことで、ステッチで猫を入れよう！という事で決着がつきました
これはわかりにくいけど猫が伸びをしてる線画を革に書いたやつ（ほぼ見えない）

書いてしまえばこっちのもので、線に沿ってブスブスと菱ギリを刺していく・・・んですが、どうしてもうまくいかない部分だってそりゃあるわけで
なので一応菱目打ちで等間隔に目印なんかを打っておいてからの菱ギリで丁寧に一つずつ空けていくっていう方法です
二度手間じゃん！って言う人も実は結構いますが、実は慣れてくるとこっちのが綺麗に穴空けれたりと大事な工程であることに気づくかもしれません
ちなみに型紙に最初から穴つけとくか穴ガイドつければいいじゃんというお話ですが、やってみたら革の素材でそれぞれ質が違ったり色々あったり（主にエキゾチックレザー）した結果、それぞれに穴空けた方が綺麗という事にもなりました

というわけで、革はこげ茶なんでうまく映えるようにするのにステッチは白で
しっかり猫ちゃんが浮かび上がりますようにという願いを込めつつちょっと方向を考えながら一針ずつチクチク縫っていきます

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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