【素材紹介】カイマン/バビラス

カイマン/バビラスはレザークラフトで使う素材です

カイマンはエキゾチックレザーとしても知名度の高いワニ革の一種類です
ワニ革としては、クロコダイルよりもサイズが小さいため少し安価ではありますが、やはりワニ革はワニ革、そこそこの価格はします
ただ、クロコダイルと違って超高額！というわけではないのでカイマンの方を好む方もいます
カイマンワニともバビラスとも呼ばれている素材で、印象としてはゴツゴツしています
特に背中のキールはワニらしくとても硬いので二つ折り財布を作る場合にはそれ相応の小さめのカイマンを使わないとキール部分で割れてしまう事があります
素材としてはそこそこ硬いので加工がちょっと大変ですが仕上がってしまえばなかなかにいかついものが出来ます
ボリューム感もかなりあるので、激しいものが好きな方にはクラウン付きをおすすめします
場合によってはクロコよりも背中が硬いので折るものには向いておらず、緩やかな曲げ程度にとどめておくくらいがちょうどいいかと思います

カイマン/バビラスの種類

種類的には特に種類があるわけではなく、カイマンという種族ドーンなのであるとすれば部位の違いかと思います
一応コビトカイマンとかメガネカイマンとか色々カイマンはいますがそのへんは明記されておらず、ただカイマンとだけ書いてあります
その点クロコとは若干違いがあります
時折、レザーショップ（工房じゃなくてシルバーアクセとか売ってる渋谷とかアメ横あたりのお店）に行くと兄ちゃんが
「超貴重なワニありますよ！カイマンクロコっていうんですけど、クロコよりいま高くてめっちゃレアなんでお兄さんにおすすめです！」
とか営業してくることがあったり、通販でも見かけたりします
クラウン付きのごっつい長財布など出てますが、見ればわかります
ありゃただのカイマンです
新種のワニなんで時代はカイマンクロコですよ！って
んなわけあるかバカ野郎
商品表示法違反で捕まれ！

多分ですけど、カイマンの一種の学名に入ってる[Caiman crocodilus]の部分を見て
カイマンクロコダイル！とかの触れ込みで売ってたり、海外からそう言われて輸入してそのままの名前で売ってたりって感じなんでしょう

部位で言えば、クラウン付き（背革）と、腹革と、尻尾に別れます

これはスタンダードなタイプでクラウンが付いている背革です
メンテ前なので艶が無いですが、メンテするとツヤッツヤになります
特にクラウン付きは上にもあるような質感でツートンが人気です

こちらは腹革です
マットタイプなので艶がありませんが、使っているうちにツヤッツヤになってきます
カイマンは腹革にも硬い異物がたくさんあるので、加工する時に結構コツが必要です
曲げには強いので、20ミリ程度の厚み以上のものから向いている感じです
要はラウンドファスナー系の財布なんかには適してると思います
一部、一種には腹に硬いものがないカイマンもあるらしいですが見たことはないので生息地によって、もしくはカイマン亜科以下での個体差なのかなと

こちらはカイマンテールです
尻尾の革ですが、これは腹側の部分ですね
これの他に背側の部分の革もあってそっちはヒレが残っていたりします
ただ、あまり大きいカイマンはなかなか出回らないので、尻尾も相応に細いです
そのためこれでなにかを作るにしても接ぎ合わせて二つ折り財布かミニ財布程度の大きさのものに使える感じです

カイマン/バビラスの使い方

使い方としては主に財布がメインになりますが、あまり大きく硬く無いものであれば名刺入れなどの小さいものにも使えるには使えます
硬いのであまり曲げ耐性がなく折りたたみには向きません
緩やかに15ミリくらいのカーブがあれば耐えれますが、それ以下になると割れてしまう可能性があるので曲面があるものを制作する場合には注意が必要です
腹も背もどっちも硬いっていうもうなんか硬いんですこのワニ

→ カイマン/バビラスを使った過去の制作例

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ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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