【素材紹介】パーチ/バス/スズキ/魚革

パーチ/バス/スズキはレザークラフトで使う素材です

レザークラフトでたまに使われている素材の1つで、エキゾチックレザーの中でも流通が極めて少ない素材です
いわゆる魚の革なんですが、そもそも魚の革自体がそんなに多く出回らないんですよね
その理由としては自分たちのこと考えてみればわかることですが、普通に食べちゃうことが多いんで残らないってのが一番の理由らしいです
例えば、同じ魚革のサメ革やエイ革は基本食べれない部分だったりもするんで、革として出回ったりしますが・・・
鮭なんて皮の部分が美味しいのにって好きな人も多いと思います
そのため、フィレにして皮が残ったものが流通してるってことなのかな？と思いますが果たしてどうなのでしょう

上の写真のようなものですが、一見ボロボロの紙のようなもので何の革なのかひと目では判別ができないです
たまたまバスって形で売ってたので買ったんですが、いい使いみちがなかなか思いつかずまだほぼ使っていません
ちょっとミニチュアブーツを一度作った程度で、それ以外はほぼ封印（笑

ミニチュアだとこんな感じです

ほとんど見かけないのもあって、あまりバシバシ使う感じではないんですがこれで財布なんかを作ったら見応えもあるし独特の質感もあってなかなかおしゃれな感じですよね
めっちゃボロボロに見えますけどね
個人的に好きな素材ではあるので、多少ストックは多めにあります
っても小さい素材のである程度の数ないとアイテムが作れなかったり・・・

パーチ/バス/スズキの種類

魚革の種類って言ってもそうそう出回るものではないので、なんだろうって感じですが
以前聞いたことあるのは、バスとして出ているものはシーバス（スズキ）か、ブラックバスの2種類みたいなことを聞きました
鱗がなくてボロボロになっている大きめのものはバスだったりするらしいです
一方小さいものや鱗が残ったようなものは鯉、鮭、ティラピアなんかも存在しますがティラピアはティラピアとして売ってますね
海外では結構コンスタントに使われてるものみたいで、パーチって名前で出てたりします
いわゆる白身魚としてフライになったりするナイルパーチとかあれの類です
ただ単にパーチっていうとスズキになるんで、まぁ要はあの辺の釣りで狙う魚でさらに食うスズキ系の魚がこれっていうことなんでしょうね
細かい種族はわからないにしても大まかにバスだぜ！ってなっていればスズキもパーチもバスも同じようなものという扱いなんだと思います
たまに既成品の財布で鯉って見たことあるんですがおそらく海外で制作完結してるやつでしょう
鮭は北海道の方では昔から魚皮服として使われてきた素材なので、博物館などに靴とともに展示されていたりしますが実際のところ今はいろんな素材があるのであえて鮭を使うこともないみたいですね

ちなみにカラバリはあるようで、水色っぽいこういうのもありました
どちらも質感は同じですが、こっちはサイズがあまり大きくないタイプで小物向けかなと思います

パーチ/バス/スズキの使い方

魚革はなぜか繊維がすごいしっかりと編み込まれてるというか、裏側がやばいことになってるのが多いです
通常の革みたいに裏を漉いて薄く・・・なんて思ったら全然うまくいかないで伸びてえぐっちゃうことも多くてちょっと処理が大変です
特にバスなんかは厚みがあるのでそのまま使ってもこれ接着剤つくのかよって感じになるので、なるべくふわふわしちゃってる厚い繊維を取り除くためにひたすらむしります（笑
むしってむしって指が痛くなるまでむしってやっと繊維が絡み合ったところが無くなってくるのでそうしたら使えますが、ここまでが結構骨の折れる作業です
素材としては相当軽い部類に入りますが、かなり強そうです

ただ他のものと違って質感が独特すぎるのでコバの処理とか一筋縄ではいかんぞって感じですよね
使い込んだらどうなるのかはちょっとまだわからないですが、ボロボロになった鱗剥がしたあとなんかは落ち着いて馴染んで来るんじゃないかと思います

→ バスを使った過去の制作例

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■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

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