縫うための穴を空ける その1
レザークラフト講座 STEP2-6-1 「縫うための穴を空ける その1」
レザークラフトの解説も気づいたらもうstep2-6まで来ましたが、まだ縫うところまでは至って無いので、かなり工程として長く感じると思いますが
実際初めて何かを作った時は「まだあんの!?これやり切れる自信あるかな・・・」なんて思ってました。
作り始めてしまえばあとは根性と気力でどうにかなるっちゃなるんですが・・・とにかく大事なのはモチベーションを下げずに一つのものを完成まで持っていく事だと思います。
穴を空ける場所のあたりを付ける
穴を空けると言ってもミシンのようにダダダーっと縫えるわけではないため、前回の「縫う準備をする」で解説したように縫いしろになる部分が革にケガキしてあると思います。
今回はその線を縫って行くために必要な穴を空ける作業に関する解説になります。
穴を空ける道具に関しては、いくつかの種類がありますが基本的には「菱目打ち」と「
上の画像の様に、ちょこっとずつ後を付ける事で最終的に穴の数が合わなくなったりするのを事前に防ぎます。
というのも、本とかにはそんな事書いてなかったため初めて作ったものは穴の数が微妙におかしくなってところどころ糸の間隔が開いて不格好なものが出来たので次から注意して最初に穴の数を測る目的でやるようになりました。
縫い始めと縫い終わりまでピッタリ間隔にならない場合は、他のピッチの目打ち(主に2本目打ち)を使って合わせたりします。
無い場合は感覚で菱ギリをブスっと刺しましょう。
うん。
レザークラフト講座 「目打ちを打つ」
穴を空ける場所が大方わかってきたら、今度は菱目打ちを打ちます。
革に対して垂直にまっすぐ持って、お尻の部分(頭?)を木槌とかでコンコンッと叩くとムンズっと革に刺さる感じにくいこんで行くのでどんどん穴を空けていきます。
画像のような感じです。
この時、必要に応じて貫通しない程度にするか、貫通させるか力の調整が必要になってくるんですが、それはまたの機会に解説します。
4mmくらいの厚みになると、貫通させると表面の穴が広がっちゃったり、抜く際に穴が広がってゆがんだり色々と問題が発生します。
そういった時には浅く刺しといて後で対処したりするのも一つの手です。
レザークラフト講座 「目打ちの打ち方」
菱目打ちを打つと言っても、ただ打つだけでは直線通りにいかない場合があるので、コツがあります。
上の画像みたいに、4本の目打ちであれば最初に空けた穴の4番目の穴に菱目打ちの1本目をかけるようにして前の穴の線からずれないように目打ちを打って行きます。
慣れると綺麗に直線になるんですが、最初慣れないうちはガッタガタになるので常に革と垂直、目打ちを打つ力を一定に保つなどのコツをやっている間に手で覚えておくのが大事です。
レザークラフト講座 この工程で必要な道具
・菱目打ち
・木槌
・ゴム板
以上があれば問題ありません。
特に菱目打ちは手縫いでやっていくにはほぼ必須なので、打ち込みが出来ない(音が出せない)環境でも縫い穴のガイドとして使います。
金槌でも木槌でも打撃面が硬いものであれば問題ありません。
ゴム槌だとちょっと力の抜けどころが違うのか跳ね返って来るので、どちらかと言うと木槌のがサクッと入りやすいです。
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カテゴリー:レザークラフト虎の巻