糸を留める

レザークラフト講座 STEP2-8-2 「糸を留める」

こんばんわ、レザークラフトかぼちゃへっずです。

前回の「革を縫い合わせる」で、ある程度縫い方というか、革を縫い合わせる部分まで進んでほぼここで大体7割くらいが完成する程度の場所まで来ました。
あとは・・・まぁ色々仕上げとか大変な部分は残ってるんですが、それはこだわる人はこだわるし、サラっと行く人はサラっと行くのでほぼ完成に近づいてるという認識で問題ないでしょう。

ってことで、今回は前回の続きで糸を留める方法に関してです。

レザークラフト講座 「縫った糸の留め方」
糸の留め方としては、うちでやっているのが二種類あります。
一つに関しては、どの本とかサイトとかでも一般的に使われている留め方で何も難しいところはなくだれでもチャチャっと留められるというもの。
縫い終わり(最後の穴)まで縫ったところで、二つくらい目を縫いながら帰って来て、結び目を作る方(基本的には表側じゃない目立たない場所)に表面から一目進みます。
すると、裏側の留める方の綿に糸が二つの穴から伸びてるような状態になるので、そこをただ単に普通に結ぶだけです。
結び目にボンドとか接着剤付けてほどけないようにしておけば、それで完成です。

それともう一つ

留め方1

こんな感じで、最後の一目まで行ったらさっきと同様に糸を結ぶ面に二本糸が出てる状態までまず持っていきます。
すると、向かって右側と左側、両方糸が出てる状態になるので、どちらか好きな方でいいんですがこれはサンプルのため右側で留める形になります。

留め方2

糸が出ている場所にさらに針を刺して、留める側の穴に糸で輪を作るようにします。
もちろん、裏面から引っ張ってある程度の大きさになるように調整します。
そしたらその穴に、もう一方の方の糸を通して穴の中で糸が交差するように力を調整しつつ裏面に出ている糸を引っ張ります。

留め方3

ちょうど結び目というか交差している部分が穴の中に隠れたら、穴ぎりぎりのところにボンドをちょこっと乗せて穴をふさぐ感じで針先などで付けます。
これである程度固まったらギリギリのラインで糸を切ればOKです。

どちらを使うにしても、問題ないのですが強度的にいえば結んじゃった方がいいかもしれません。
ただ、見た目に結び目!って感じで出ちゃうので目につく場所であれば何度か目を返し縫いした状態で後者を選ぶと見た目は綺麗にスッキリ仕上がります。

レザークラフト講座 「縫い糸の違い」
糸といえば、基本は麻糸(エスコード)なんかを使うんですが、それ以外にもいくつか糸が存在します。
ナイロン糸だったりビニモだったりシニューだったり・・・
数えればキリがないほど色々使えるには使えるんですが、その中でも多く使われているものをちょこっと解説します。

麻糸は基本的な道具の一つですが、強度的にいえば途中でほつれてしまったり縫っている間にブチっと行ってしまう場合もあるので長い距離を縫う場合は何度かに分けて縫うってなことをどっかの本で見たりした気がします。
そのくらい摩擦にはあまり強く出来てません。
が、入念にロウ引きしながら縫って行けば別にベルト一本くらい問題なく縫えるには縫えるんですが・・・手がベトベトになる可能性もあります(笑
ただ、一般的なのでステッチがちゃんと映えるような感じの仕上がりになります。

麻糸

こんな感じで。
あまり引っ張りすぎると、摩擦で弱った部分から縫ってる間にちぎれる事もあるのでロウ引きは大事です。

一方、これも多く使われてるんですがシニュー糸。
今はナイロン?ポリエステル?で作られているもので、もとは動物の腱から作ってたとかなんとか。
現在のシニューは平べったい糸みたいな感じですが、繊維が束になってるので適当な太さに自分で割いて使います。
ただ、ちょっとベタベタするものの、ヘビータイプじゃないとロウ引きをちゃんとしてから使うので手間はあります。
さらに自分で太さを調節したあとは、さらに一度自分で糸をよって使わないとなので、指でヨリヨリしてから使用します。

シニュー糸

こんな感じ。
色としては基本が黄色っぽい奴なので、ヌメに使うとあんまり目立たないかな・・・とは思いますが噂じゃ経年変化で色が抜けてくるってのも聞いた事あるのでそれを待ちましょう。
ちなみに、シニューに関しては留め方はいたって簡単で、留める場所まで折り返して来たら上記糸の留め方と同様片面に二本糸が出てる状態で短く切ります。
ちょこっと出てる糸の先をライターであぶって溶かして、冷たい平らなものでギュッと押さえるだけでOKという何とも楽な感じです。

どちらにしても、適材適所だとは思うのでその作るものの用途や場所なんかによって使い分けるのがいいんじゃないかななんて思います。

レザークラフト講座 この工程で必要な道具
・縫い針
・縫い糸
・蜜蝋
以上があれば問題ありません。
基本的な道具なので、セットなどにも含まれています。
これから始めるという方は一つずつ揃えると大変なのでセットの購入が良いかもしれません。

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使わない道具なども入っていますが総合的にはかなりお得です。

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■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
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カテゴリー:レザークラフト虎の巻

2014/01/13

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