型紙を切り出す
レザークラフト講座 STEP2-1-2 「型紙を切り出す」
前回は対象物のサイズを測って、実際に作るものの型紙の実寸を決めるところまで行きました。
今回は型紙を実寸で切りだすところを解説します。
レザークラフト講座 「型紙用紙に実寸で書き込む」
実寸のサイズが決まったら、型紙に使う用紙に実寸サイズでパーツを書き込みます。
型紙に使うのはある程度の厚みと固さがあればどんな紙でもいいっちゃいいんですが、小学校の頃の図工とかで使いなれてる高級工作用紙が一番いいかな?と思います。
が、実はあれ2種類存在してて小学校の時に使ってたものは白い塗装のある表に方眼が印刷されてるのが普通の工作用紙(マス目が1cm刻み)で、画用紙の裏面に方眼が印刷されてるのが高級工作用紙(マス目が5mm刻み)と実は違いがあります。
完全に正確・・・というわけではないですが、目安としていつも高級工作用紙を使ってます。
実際のカードと、四方のマージンはこんな感じです。
こんな感じでガンガン書き込んで型紙を作って行きます。
レザークラフト講座 「型紙を切り出す」
工作用紙や画用紙に型紙の書き込みが出来たら、今度は型紙を切り出す作業になります。
まぁ、言っても所詮は型紙でしょ~?
なんて思ってる人も多いと思いますが、たかが型紙、されど型紙。
レザークラフトにおいては型紙のずれと歪みが直で革に影響してくるので革を裁断するのよりも型紙の方を丁寧に作るべきだと思ってます。
ぶっちゃけ、慣れてくると「あぁ、ここはこうやって後で調整できるのね」ってのがわかってくるのでそうなれば適当に切っていい部分とそうじゃない部分はわかりますが、結構慣れ無いと分からない部分もあるので初めは1つずつの作業を丁寧に進めていく事が大事です。
切り方は特になんもないですが、カッターマットとかアクリル板敷いて定規とカッターで切るのが比較的楽です。
一直線で力のかけ方を変えずにシャーっと切るので、ハサミのように何度か力が加わる道具はあまり向かないです。
もっとも、裁ちバサミみたいな刃の長いものであればもしかしたら・・・ですが。
ちなみに、直線はそれで切れますが曲線はどうすんじゃい!って話ですよね、そうですよね。
曲線はあれです・・・
その、なんていうか・・・
フリーハンドでなれるしかない
いやいや、ほんとです。
ある程度角度の決まったものや確実に円形を保っているものであれば雲形定規みたいなテンプレートやサークルカッターを使ってカットすることは可能ですが
それこそ結構上級者向けのアイテムなんで円単体で切りだすのは楽でも組み合わせで部分だけ・・・ってのはちょっと難しいかも知れません。
レザークラフト講座 「切り出したパーツを確認する」
型紙を必要枚数切り出したら一度並べて確認します。
これは財布を作った時の全パーツです。
手前に乗ってるのがふにゃんってなってますが、あれは小銭入れの部分なので折った場合のサイズの確認も兼ねて折ってます。
型紙なんてのは失敗してもまた切り出せばいい事なので、納得のいくサイズや形になっているか時には折ったり曲げたり重ねてみたりして確認してみます。
もっとも、型紙の厚さと革の厚さが違う以上精密ではないんですが、おおよその目安として折って重ねてみるとイメージ出来たりもします。
こんな感じで想像した作りたいものに少しずつ近づけていくために、まずは型紙を丁寧に作ることからはじめましょう。
レザークラフト講座 この工程で必要な道具
・カッター
・工作用紙
・定規(30センチほど、三角定規セットなど)
・カッターマット
以上があれば問題ありません。
特に、平面CADとかが使える場合はプリントしてから厚紙に糊付けして切り出す方法もあります。
1ミリ以下の場所に線を引く場合などはCADを使うと正確に線が引けたり、曲面などが正確に書き込めます。
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使わない道具なども入っていますが総合的にはかなりお得です。
かなり本格的なものを始める場合はこちら
初歩の基本を始める場合はこちらがお勧めです
■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】
■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ
■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。
■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材(ワニの背中など)では制作できないアイテムもあります。
※制作している商品にはすべて刻印が入っています。
※閲覧環境により、掲載写真と実際の色に誤差がある場合があります。
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在庫があるものなどを販売しています。
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1からのオーダーメイド制作や、ハンドメイドマーケットなどに出品中の既存アイテムのカスタム制作が可能です。
下記ページにまとめてありますので、お気軽にご相談下さい。
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イベント出展スケジュールは下記をご参照下さい。
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カテゴリー:レザークラフト虎の巻