【道具紹介】ステッチンググルーバー

ステッチンググルーバー（すてっちんぐぐるーばー）はレザークラフトで使う道具です。

一応、基本の道具としてお店とか本とかでは紹介されているみたいですが、必ずしもないといけないわけではないし別にそこまで使用頻度が高いアイテムとは個人的には思いません。

というのも、用途が革を縫う際に空ける穴のガイドみたいなもんなのです。
ということは以前に書いてある記事のネジ捻と効果としては同様です。
ネジ捻ですら特に必須なアイテムっていうわけではないため、さらにこちらは仕上がりの完成度を高くするためのアイテムだと思います。
うん、高いし。
線を引くだけならインクのでなくなったボールペンなどを代用するとか、色々方法はありますしね。
って別にこれいらないよって話ではなくて（笑

ステッチンググルーバーの種類

種類あるのかよ！って思うものですが、実際何種類かあって、基本用のものとプロ用のものなどもあるので一度調べてみるのをおススメします。
特にプロ用のものと一般用のものでは使い勝手が違うのでどちらか使いやすいほうを選ぶのがいいかと思います。
個人的にはプロ用の方が使い勝手が良い気がします。
刃と軸が逆になってるのと、何か基本用のは軸が短い様な・・・？
基本用は真ん中の軸に対してアタッチメントの距離を詰める棒に刃が付いています。
それに対してプロ用は軸が刃でアタッチメントの横棒がガイドになっているので明らかに使い勝手が違います。

ステッチンググルーバーの使い方

主な使い道としては上記の･･･というかそれしかないんですが
じゃぁなんで存在してるかって話になってくると
ネジ捻が革に線を引くという効果に対してステッチンググルーバーは革の表面を削って溝を作るだからです。
要は押して線をつけていくか、線を引いた部分の表面をえぐり取るかの違いです。

使い方としてはこんな感じです。
L字になってる部分が刃（には見えないけど）で、先についている丸い穴がミソです。
このまま中心の棒を当てつつへりから何ミリのところをシュルシュルっと削っていきます。
ちょっと使いやすいとは言えない道具なため、最初は慣れが必要です。
そこそこの厚みがある革じゃないと綺麗に掘れません、というかまっすぐ引けないでくにゃってなるんですこれ（笑

結果的に何が違うかといえば仕上がりの表面の整い方ですかね。
ネジ捻の場合は、線を引くだけで視覚的（作り手としての）な効果が得られてその上を菱目打ちで穴を空けます。
それに対し、ステッチンググルーバーの場合は溝を掘るもんですから、視覚的な部分以外で縫い合わせた後に糸がそこに埋まるようになってます。
まぁ、ラミーの太いやつとかだとグルーバー使っても多少もっこりしますけど･･･。
エスコードとかの麻糸とかシニュー糸使っているなら糸は埋まって見た目的にスッキリ！ってな感じです。

結果的には長年使っていくのであれば表面は擦れるのは確実ですし、そこから麻糸の耐久度だと切れてしまう事が多いんですよね。
ロウ引きしてても毎日擦れてればいつかは切れる、これは当然です。
そこで、ステッチンググルーバーを使った場合は糸の耐久度（糸本来の耐久度は変わらないけど）がまして長持ちするんじゃないですかね。

視覚的な作用は大して無いんですが、糸の事、今後の事を考えると必要になってきます。
厚みのある革を使った場合や財布のように触ったりする頻度が高い物を作るときなどに重宝するアイテムです。

ステッチンググルーバーの入手方法

必ずしも必要じゃないですが、基礎の道具の中にも含まれているのであると便利には便利です。
そういった意味では、革の道具を扱っているお店であれば大抵置いてありますがプロ用とそうでないものとどちらが置いてあるかは行ってみないとわからないと思います。

ステッチンググルーバーはこちらから購入できます（amazonリンク）

■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

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ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
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オーダーメイドのまとめ

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