【素材紹介】イール/うなぎ

イール/うなぎはレザークラフトで使う素材です

イールと聞くとあんまりピンとこない人が多いと思いますが、直訳するといわゆるウナギになります
なんじゃそりゃ！ってなりますが、基本的にはあの食べてるうなぎとはまた別の種類・・・？
どころかそもそもうなぎじゃない得体のしれない奴の皮ってのが正直なところです

んじゃなんでうなぎなんだって話になりますが日本てのは昔からなんか似てるようなやつにそれらしい名前を付けてることが多かったと思うんですよ
寿司ネタでも多いように
ぶっちゃけ滋養強壮のサプリになってるヤツメウナギだってあれうなぎじゃないですし、ウナギっぽい形したなんか謎のやつ
ってことを考えたらこの革のイールも同じで、実はヌタウナギっていうヌルヌルを体から放出して水と混ざると粘土が増してほかの魚を取りこんで身動き取れなく

ってあれ？それって本来のRPGのスライムの攻撃方法と特性じゃ？
なんてことはおいといて
実は韓国あたりでは食べられてるっていうところでよく素材が出回っているものです
多くの革屋さんでは非売品ですが

ちなみにこのヌタウナギですが、うなぎじゃないです
そういう意味で言えばヤツメウナギもうなぎじゃないです
っていうかそもそも魚でもないです
っていうとてつもない衝撃的なお話です

イール/うなぎの種類

種類的には一応ヌタウナギの革って言われているんですが、実際のところわかりませんよね
もしかしたらヤツメウナギとかも混ざって一緒になってる可能性も無きにしも非ず・・・
ですが、あまり一般的な素材ではないのでまだあまり皆さん知らないことだらけなんですよね

基本的に細い生き物なんで、何本もつないでパッチワークでシート状にしたものがあります
被服の世界では使うことがあるようで、うなぎ革専門店のバッグ屋さんがあったり、某ドルチェアンドガッバーナはこのうなぎ革よく使うで有名ですよね
カラーとしては色々あるようですが、あっしは黒と茶しかまだ見たことがありません

イール/うなぎの使い方

薄くてとてもペラい素材なので、一見めっちゃ弱そうに見えますが引き裂きと伸びにめちゃくちゃ強くどんだけ伸ばしても戻ろうとする力と、頑張っても繊維がとても密に絡んでいて裂けません
そういう意味では財布などの外装につかったり、小物に使うのはとても向いているものですが中に芯を入れないとちょっと張りがないかな？と思います
薄い分コートなど服飾で多く使われるっていうのはとても納得ができる使い方ですが、伸びると伸びた場所に艶が出るようになるので吊りこみを活かして靴なんかに使ってもいいのかなとも思ってます

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■革製品に関しての特性、ご注意などは【紹介・ご注意】をお読みください。
【紹介・ご注意】

■型紙から制作しているので、1からのオーダーメイド制作も可能です。
サイズや機能面から、または予算に応じたものをご提案も可能です。
ベース価格はあくまで牛ヌメ、豚ヌメを使用した場合の基準価格ですので、素材により価格は変動します。
詳細はオーダーメイドのまとめページをご覧ください。
オーダーメイドのまとめ

■素材の詳細や在庫などは下記の【カスタマイズ項目に関して】をご覧ください。

■変更可能なカラーや素材に関しては、お気軽にお問い合わせ下さい。
また、折りや曲げに不向きな素材（ワニの背中など）では制作できないアイテムもあります。

※制作している商品にはすべて刻印が入っています。

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